● エンゼルス 1 - 3 アスレチックス ○
<現地時間9月18日 エンゼルス・スタジアム>
エンゼルスの大谷翔平選手(27)が18日(日本時間19日)、本拠地でのアスレチックス戦に「3番・指名打者」で先発出場。この日も期待された一発は出ず7試合連続ノーアーチとなったが、鮮やかな中前打を放つなど2試合ぶりにマルチ安打を記録した。
大谷は3点を先制され直後の1回裏、二死無走者の場面でアスレチックスの先発右腕・キャプリリアンと対戦。カウント2-1後のチェンジアップに体勢を崩されたものの、上手くバットに合わせた打球は高々と右翼後方へ舞い上がった。場内は大歓声に包まれたが、惜しくもフェンスオーバーとはならず。第1打席は右飛に倒れた。
一死無走者だった4回の第2打席は、フルカウント後の直球に差し込まれ空振り三振。イニング先頭だった7回の第3打席は、2番手右腕のゲラにバットを折られながらも左前打で出塁した。安打は3試合連続となり、その後三塁へ進塁。7番・ロハスの中前適時打でチーム初得点となるホームを踏んだ。
2点を追う9回はイニング先頭で4番手左腕のチャフィンと対戦。カウント1-1後の直球をコンパクトに叩いだ打球は、ライナーで中前へ達するクリーンヒットとなった。エンゼルスは大谷の安打を口火に二死満塁の好機を作ったが、最後は相手の好守に阻まれ試合終了。2試合連続でポストシーズン進出を目指すアスレチックスに競り負け、借金は再び4となった。
大谷は4打数2安打1得点の成績。7試合ノーアーチで46本塁打でランキング1位のゲレロJr.(ブルージェイズ)、45本塁打で同2位のペレス(ロイヤルズ)との差を詰めることはできなかったが、2試合ぶりのマルチ安打で打率は.258となった。あすの同戦には先発登板予定。ベーブ・ルースが記録した1918年以来、103年ぶりの「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業達成に期待が膨らむ。