2017年に最優秀中継ぎのタイトル獲得
阪神の桑原謙太朗投手(35)は20日、今季限りで現役を引退することを発表した。
桑原は津田学園高から奈良産業大を経て2007年のドラフト3位で横浜(現DeNA)に入団。2010年オフにオリックス、2014年オフに阪神へトレード移籍し、プロ10年目の2017年には勝ちパターンの一角に定着し最優秀中継ぎのタイトルを獲得。2017・2018年と2年連続60試合登板を果たし、小さくスライドする特徴的な速球を武器に虎のブルペンを支えた。
しかし、近年は故障にも悩まされて登板数を減らしており、今季はここまで7試合の登板。右肩と右肘に痛みを抱えながら復活を目指していたが「9月初めの練習試合で投げた時にまともに投げ切れず、そこでダメだなと思い、決断しました」と引退を決意した。
最後は故障に悩まされ「最後までちゃんと投げ切りたかったというのはありますが、自分の中ではやり切ったかなと思います」と胸の内を明かした桑原。
現役ラストイヤーとキャリアハイのシーズンをともに過ごしたタイガースファンへ「7年間応援ありがとうございました」と感謝の思いを伝えるとともに「一軍、二軍とも今優勝争いをしている中で、ファンの皆様の応援という力でもっと盛り上げていってほしいと思います。これからも阪神タイガースを宜しくお願いします」とチームのサポートを願うメッセージを送った。