2021.09.23 14:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 2 | 終了 | 4 | 北海道日本ハムファイターズ |
京セラD大阪 |
直近2試合は8回1失点と好投
オリックスの田嶋大樹が22日、翌23日に先発登板する日本ハム戦を前に好調な自身の状態などについて語った。
今季はここまで20試合に先発し、6勝7敗、防御率3.69という成績の田嶋だが、9月9日のロッテ戦、同16日の楽天戦では、いずれも8回を投げて1失点と好投。ここにきて調子を上げてきているが、「凄くいいイメージで入れてるのと、リラックスしてマウンドに上がれているので、余計な力を入れずに投げられてるのがいいのかな」と現状を分析した。
また、「なるべく心を落ち着かせる感じ。心の波を頭でイメージして、これが乱れてるとあまり良くないので、なるべく波を立たせないようにイメージする。立ってなければゴーサイン。僕の勝手な世界観でやってます。(落ち着くまで)待って、落ち着かせている」と、メンタル面をコントロールする術を説明。マウンドで呟いている内容は明かさなかったが、9月に入ってから好調を維持している要因にメンタル・コントロールの影響があることをうかがわせた。
「僕は本を読むとよく言ってるんですけど、本の中で100%力を出すためにはどうするか?という内容があって、今まで上手くなるために練習はたくさんやってきたんですけど、それをどう活かすかというところに視点を置いてなかった。ちょっと心の面からパフォーマンスが100%出せるように試してみようかなと思ってやってみた。そうしたら2試合いいので。これは継続すべきことかなと。自律神経とか神経系の話です」と、その効果に手ごたえを感じているようだ。
負けられない戦いが続くなか、覚醒した田嶋がどのようなピッチングを見せ、チームにさらなる勢いをつけることができるのか、注目だ。
取材・文=どら増田