2021.09.23 13:30 | ||||
広島東洋カープ | 0 | 終了 | 5 | 読売ジャイアンツ |
マツダスタジアム |
規定投球回投手の中でダントツのトップ
現時点でセ・リーグ最多勝の11勝をマークしている巨人・髙橋優貴。その髙橋の“ピンチ”における粘り強さが驚異的だ。
髙橋は23日に行われた広島戦(マツダスタジアム)に先発登板。6回を3安打無失点と好投し、セ・リーグ単独トップの今季11勝目をあげた。
髙橋といえば、ランナーを出しながらも要所を締める粘り強いピッチングを持ち味とし、今季はここまで勝ち星を積み重ねてきた。
23日の広島戦でも、その粘り強さを発揮。巨人が5点をリードして迎えた6回には、打ち取った打球の捕球ミスなどもあり、四球やヒットで二死満塁となり、打席には5番・坂倉奨吾。一発がでればたちまち1点差という状況で、高めのスライダーを捉えられたが、中堅手・丸佳浩が難なくキャッチし、ピンチを無失点で切り抜けた。
髙橋は、今季のセ・リーグ規定投球回到達投手の中で最も「得点圏被打率」が低く、驚異の「.109(101打数で11安打)」を記録。2位の阪神・青柳晃洋が.「200(110打数で22安打)」と、およそ1割もの差をつけている。後半戦に入って苦しい試合が続いていたが、特出している高橋のピンチでの粘り強さは、優勝争いが佳境を迎えるチームにとって、不可欠な存在と言えるだろう。