首位のヤクルト (C) Kyodo News

◆「ちょっと一呼吸」が致命傷に…

 ヤクルトは引き分けを挟んだ連勝を「6」に伸ばし、自力で首位の座をキープした。先発のサイスニードがDeNA打線を相手に7回1失点と好投し、打線は7番・西浦直亨の3ランと3番・山田哲人のソロホームランで援護。投打が噛み合い、敵地でDeNAをスイープした。

 この日は塩見泰隆と山崎晃大朗の1・2番でチャンスメークできなかったものの、4回一死から4番・村上宗隆が右越え二塁打を放ち、続くオスナは四球を選んで一・二塁。二死後に7番・西浦が相手先発・石田健大の投じたストレートを左翼席へ運び3点を先制した。

 先発のサイスニードが好投するなか、2点差に詰め寄られた直後の8回には山田が29号ソロを放ち加点。主将の一発で3点差にリードを広げ、継投に突入した8回以降は“勝利の方程式”を温存して勝ちきった。

 23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた斎藤雅樹さんは「ヤクルト打線といえば山田、村上、オスナのクリーンアップなんですけど、今日は村上とオスナがチャンスメークして西浦が3ラン。どこからでも点が取れる。非常に調子がいい」と、中軸を起点とした攻撃パターンで得点した打線を評価。

 さらに「2点差に追い上げられたところで山田がホームラン。主軸も決めるところで決められる打線で、いま投打のバランスが非常に良い」とチーム状況に言及した。

 ヤクルトは直近5試合のチーム打率が「.314」のハイアベレージを記録しており、同じく解説を務めた齊藤明雄さんは「(スキが)まったく無いですよ。投手からするとちょっと一呼吸休みたいなというところで打たれるわけですから」と、投手目線で好調な打線を解説。

 また、「投手の立場からすると、当たっている打線にはボール球から入ってしまう。それでカウントを不利にして取りに行ったところを打たれる。西浦のホームランはそのパターン」と、カウント2ボールからのストレートを捕えた西浦の決勝弾を振り返った。

 ヤクルトは9月17日から10連戦に突入したが、7試合を戦い終えた時点で5勝2分で勝ち越し決定。投打ともに充実した戦いぶりで、阪神・巨人と繰り広げる三つ巴の首位争いをリードしている。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

この記事を書いたのは

藤田皓己

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