2021.09.28 18:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 5 | 終了 | 2 | 埼玉西武ライオンズ |
PayPayドーム |
先発・千賀は7回途中2失点&女房役・甲斐にも一発!
ソフトバンクが苦手とする西武・髙橋光成を攻略。5回までに5点を奪うと、投げてはエースの千賀滉大が西武打線を相手に7回途中2失点と粘投し、3連勝を飾った。
今季は6度対戦して0勝3敗、2019年の5月から9連敗中と勝てていない髙橋相手に2回、先頭の4番・柳田悠岐がヒットで出塁すると、続く5番・デスパイネが「完璧な当たりだった」と振り返ったセンターへの2ランで幸先よく2点を先制。さらに死球で出塁したリチャードを一塁に置いて、二死から“女房役”の甲斐拓也が左翼ホームランテラスに飛び込む2ランを放ち、エースを援護した。
ソフトバンクは5回にも二死から柳田の三塁打で好機を作ると、デスパイネの適時打で加点。序盤から打線の援護を受けた千賀は、3回、5回、6回と走者を得点圏に背負いながらも要所を締めて無失点投球を披露。7回に四球とヒット、ワイルドピッチで無死二、三塁とし、そこから二死までこぎつけたが、岸潤一郎に2点適時打を許したところで降板となった。
その後は4投手の継投でリードを守り抜き、“天敵”を攻略したソフトバンクが3連勝。同日の試合で敗れた3位・楽天とのゲーム差を「0.5」とした。千賀は6回2/3を投げて、117球、被安打7、与四球2の2失点という内容で、今季7勝目を手にしたが、「5点ももらったのに、イニング途中で降板し難しい試合にしてしまった。中継ぎの方、野手の方に本当に申し訳ない」と反省の弁も忘れなかった。
試合後、お立ち台に上がったデスパイネが「必ずクライマックスに行けるようにチーム一丸となってがんばっていきたい」と語れば、甲斐も「勝っていくしかない。最後の最後まで力を振り絞って前を向いて戦っていくだけ」と次戦を見据えた。王者の反撃が始まろうとしている。