10月1日に引退会見
阪神は30日、岩田稔投手(37)が今季限りで現役を引退することを正式に発表した。
2005年大学・社会人ドラフトの希望枠で関大から阪神に入団した岩田は、3年目の08年に初の開幕一軍入りを果たすと、10勝(10敗)を挙げ、翌09年の開幕前に行われたWBC日本代表に選出され、世界一にも輝いた。
高校2年時に発症した「1型糖尿病」と闘いながら、先発ローテの一角として活躍。09年からは、1勝につき10万円を糖尿病を研究するNPO法人に寄付するなど、様々な形で自身と同じ病を抱えている人たちを勇気づけてきた。
今季は中継ぎとして7月に一軍昇格を果たし、3試合に登板したが、後半戦はここまで登板機会がなかった。通算では200試合(1178回2/3)に登板し、60勝82敗、防御率3.38という成績を残している。