ニュース 2021.10.01. 11:58

セ・リーグ新人王は誰の手に? DeNA・牧が挑む、過去3人だけの二塁手受賞

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DeNA・牧秀悟
2021.09.30 17:30
東京ヤクルトスワローズ 6 終了 7 横浜DeNAベイスターズ
神宮

佐藤輝明が23本塁打を放つも大失速


 ペナントレースも佳境を迎えて熾烈な優勝争いを繰り広げている今季のセ・リーグだが、新人王争いも負けず劣らず熱い。

 前半戦終了時点では佐藤輝明(阪神)の独壇場だったが、後半戦に入ってからは大失速して二軍落ちも経験。現在は一軍に復帰しているものの、セ・パ2リーグ制以降では、野手としてはワーストとなる54打席連続ノーヒットと快音はまるで聞こえなくなった。

 同じ阪神には正遊撃手となった中野拓夢、先発ローテーション入りを果たし7勝を挙げている伊藤将司もいるが、新人王獲得には少し成績面で物足りないか。

 開幕から守護神を任されている栗林良吏(広島)は、球団新人記録をすでに更新して28セーブを挙げている。新人王投票とは無関係とはいえ、日本代表として東京オリンピックに出場しクローザーを務めたインパクトも大きい。

 そしてここにきて、高卒2年目の奥川恭伸(ヤクルト)も争いに参戦してきた。ここまでチームトップタイの8勝(3敗)、防御率3.14とエースクラスの投球で相手打線を手玉に取っている。とくに交流戦終了後は8試合に登板し6勝1敗。その全試合でQS(6回以上自責点3以下)と安定感は抜群だ。間隔を空けての登板が続いており規定投球回には届かなそうだが、2桁勝利、チームが優勝となれば受賞の可能性は残されている。

 そして、牧秀悟(DeNA)である。9月29日のヤクルト戦で球団の新人安打記録を塗り替えた牧は、30日の同カードでも2打席連発と本塁打も20本を超え、打率.290(414-120)、21本塁打と、シーズンがシーズンであれば新人王当確ラインの成績を残している。

 二塁打も24本と多く、OPS.846はリーグ8位。二塁手としては山田哲人(ヤクルト/OPS.911)に次ぐリーグ2位となっている。また、シーズンを通しレギュラー二塁手として試合に出場している点もポイントが高い。


セ・リーグ二塁手の新人王受賞は、岡田彰布ら過去に3人だけ


 過去のセ・リーグ新人王を振り返ってみると、メインポジションが二塁手の選手による新人王受賞は少ない。

 武上四郎(サンケイ/1967年)、岡田彰布(阪神/1980年)、笘篠賢治(ヤクルト/1989年)の3人だけ。後に二塁手として活躍した仁志敏久(巨人/1996年)も、ルーキーイヤーは三塁手としての出場が主だった。

 同じく守備を重視されることが多く内野の要である遊撃手が、佐藤孝夫(国鉄/1952年)、広岡達朗(巨人/1954年)、立浪和義(中日/1988年)、久慈照嘉(阪神/1992年)、梵英心(広島/2006年)、京田陽太(中日/2017年)と6人も選出されていることを考えると、少し意外かもしれない。

 DeNA(前身球団含)の野手で新人王を受賞したのは、セ・リーグ6球団ではもっとも遠ざかっており、2000年の金城龍彦(入団2年目)が最後である。さらに入団1年目でみると、1959年の桑田武から61年間ひとりも誕生していない。牧が受賞となれば、二塁手での受賞もそうだが、球団としても久しぶりの快挙となる。

 スラッガーの佐藤、守護神の栗林、先発の奥川、そして中距離打者で二塁を守る牧とそれぞれタイプは異なる。数字面だけをみれば栗林が一歩抜け出している感はあるものの、最終的に誰が栄誉を勝ち取るのか。終盤のインパクトも大事になってくるだけに、こちらのラストスパートにも注目したいところだ。


<セ・リーグ新人王候補>
▼ 佐藤輝明(阪神)

111試合 打率.244(390-95) 本23 打点60

▼ 牧秀悟(DeNA)
118試合 打率.290(414-120) 本21 打点65

▼ 栗林良吏(広島)
44試合(43.2回) 0勝1敗28S 防御率0.41

▼ 奥川恭伸(ヤクルト)
15試合(91.2回) 8勝3敗 防御率3.14

※数字は2021年9月30日終了時点


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