青柳・髙橋と並ぶ
広島の九里亜蓮投手(30)は6日、敵地で行われた中日戦で6回3失点と好投。
チームも7-3で勝利を収め、リーグトップに並ぶ今季11勝目を手にした。
初回から3点の援護をもらった右腕は、2回に4本の安打を浴びて1点を失い、4回にも3連打で1点を失うも、走者を背負いながらも最少失点で粘るらしい投球を展開。
2点を追加してもらった直後、6回裏にダヤン・ビシエドに一発を浴びたが、ここも1点で留めてこの日は6回3失点。
被安打は8、本塁打も1本許しながら、88球で6回を3点にまとめて試合を作った。
11勝は青柳晃洋(阪神)と髙橋優貴(巨人)に並ぶリーグ最多タイ。シーズン残りわずかというところで、初タイトルの可能性も見えてきた。
6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄氏は、「今年の自主トレ、キャンプと人一倍練習をしていましたからね」と右腕の努力を讃えつつ、「ひょっとしたら逆転で最多勝も…?という感じはありますね」とコメント。
また、ライバルになる青柳の阪神は残り15試合、髙橋の巨人が残り13試合に対して、広島は16試合残っている点も踏まえ、「終盤は登板間隔を詰めてくるのかなと。あとは獲れるチャンスがあるなら獲らせてやりたいという佐々岡真司監督の気持ちもあると思う」と、指揮官の“親心”についても触れながら、「チャンスだと思いますよ」と、タイトル獲得に期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』