ニュース 2021.10.19. 10:00

攻撃に勢いを与えるロッテ・荻野 10月の第1打席の打率は.583

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ロッテ・荻野貴司

トップバッターの役割を果たす


 ロッテのトップバッター・荻野貴司は10月、第1打席の打率が.583(12-7)、2四死球と、14試合中9試合で出塁するなど、チームに勢いを与えている。

 10月は18日終了時点でチーム42得点を挙げているが、そのうち初回が最も多い14得点。荻野が出塁した試合は、6度得点に結びついている。

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 荻野が出塁してマーティン、レアードの2人で還すというのが、マリーンズの初回の攻撃パターンのひとつになっている。3日の楽天戦は初回先頭の荻野が右安で出塁すると、一死後、3番・中村奨吾が左安で一、二塁とし、4番・レアードがレフト線を破る二塁打で先制。さらに、佐藤都志也の二ゴロの間に三塁走者が生還し2点を挙げた。この試合は初回に挙げた2得点を、先発・小島和哉が守り抜き2-0で勝利しており、荻野の出塁が勝ちに結びついた。

 16日のソフトバンク戦は、初回先頭の荻野が四球で出塁し、続く中村の打席中に二塁盗塁を決め、4番・レアードの右本で生還。18日の西武戦でも初回、荻野が死球で出塁し中村の打席中に二盗、マーティンのセンターオーバーの当たりで先制のホームを踏んだ。


10月は先頭打者本塁打も


 10月の荻野は塁に出るだけでなく、“先頭打者本塁打”で生還するということもあった。6日の西武戦は初回、先発・本田圭佑が2ボール1ストライクから投じた4球目の137キロストレートをレフトスタンドに放り込んだ。

 翌7日の楽天戦は初回、先発・則本昂大が1ボール1ストライクから投じた3球目の抜けたフォークを振り抜くと、レフトスタンドに飛び込む2試合連続の先頭打者本塁打。この日は佐々木朗希が先発しており、佐々木が投げた試合では実に4本目の先頭打者本塁打、2試合連続先頭打者本塁打は球団では3人目の快挙だった。


史上最年長の盗塁王に期待


 16日のソフトバンク戦、18日の西武戦と2試合連続で初回の第1打席に出塁し、2試合連続で盗塁を決めている。

 今季荻野のイニング別盗塁を見ると、1回と3回が最も多い6盗塁。後半戦に限れば、初回の盗塁数がイニング別で最も多い。初回の第1打席に出塁し、盗塁でチャンスを広げることができるかも注目だ。

 また荻野はリーグ3位の22盗塁で、リーグトップの源田壮亮(西武)、和田康士朗(ロッテ)に2個差に迫ってきた。2016年にオリックス時代の糸井嘉男が35歳2カ月で史上最年長で盗塁王に輝いたが、10月21日に36歳を迎える荻野が盗塁王のタイトルを獲得すれば“史上最年長”での盗塁王獲得となる。

 プロ1年目の2010年、開幕から盗塁を積み重ね46試合の出場で25盗塁を決めたが、シーズン途中に故障で離脱しタイトル獲得とはならなかった。「リーグ優勝」を目標に戦っているが、荻野自身初の盗塁王にも期待したいところだ。

 今夜はソフトバンク戦で、先発は千賀滉大となっている。得点がそこまで見込めない相手なだけに、荻野が“第1打席に出塁”し“盗塁”を決めて、チームに勢いをもたらしたい。

文=岩下雄太
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