2021.10.24 14:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 3 | 終了 | 2 | 北海道日本ハムファイターズ |
ZOZOマリン |
ロッテ単独首位浮上!
ロッテは9月以降、何度も見せてきた“守り勝つ野球”で、3-2で勝利。優勝マジックを1つ減らし「3」とするとともに、10月18日以来となる首位に浮上した。
前回の対戦で6回3安打無失点に抑え込まれた先発・立野の前に、打線は今日も4回まで無得点に抑え込まれる。0-0の5回は先頭の岡大海が空振り三振に倒れるも、8番・藤岡裕大が四球で出塁し、続く田村龍弘がレフトへ適時二塁打で先制。6回は相手のミスから得点した。一死走者なしからレアードが空振り三振に打ち取られたが、捕手の清水優心が後ろに逸らしている間にレアードは振り逃げで一塁へ。エチェバリアの中安で一、二塁とすると、岡が放ったセンター前の当たりで、二塁走者のレアードが激走を見せ2点目のホームを踏んだ。
6回に激走を見せたレアードは2-0の8回に、3番手の井口和朋から貴重な追加点となる一発。先発・石川歩は序盤、ややボールが高かったが無失点で切り抜けると、4回以降は許した安打がわずかに1本。8回を4安打無失点と試合を作った。3-0の9回は守護神・益田直也が3本のヒットで2点を失ったが、なんとかリードを守りきり逃げ切った。
日曜日7連勝
このまま予定通り試合を消化していけば、今季は日曜日の試合がなく、8月29日の楽天戦に1-0で勝利してから、引き分けを挟んで7連勝で日曜日の試合を終えた。
その8月29日の楽天戦で決勝打を放ったのが、24日の日本ハム戦で先制の適時二塁打を放った田村龍弘だった。ちなみに田村はオールスター明けの日曜日の成績は、打率.625(8-5)、2打点と好成績だ。
投手陣でも小島和哉が日曜日の連勝期間中、3試合に先発し9月19日の日本ハム戦、10月3日の楽天戦で完封勝利を挙げている。小島は日曜日の登板にめっぽう強く、5月30日の広島戦から自身7連勝中だ。
引き分けた10月10日の日本ハム戦は、2-4の9回二死一塁から岡大海がレフトスタンドに値千金の同点2ランを放った。
▼ 8月29日の楽天戦以降のロッテ日曜日成績
8月29日vs楽天(○1-0)
9月5日vs日本ハム(○2-1)
9月12日vs楽天(○9-2)
9月19日vs日本ハム(○4-0)
9月26日vs西武(○8-4)
10月3日vs楽天(○2-0)
10月10日vs日本ハム(△4-4)
10月24日vs日本ハム(○3-2)
10月6回終了時点でリードで負けなし
今日の試合で挙げた得点が3点だったように、今月は8勝しているが、5得点以上奪って勝利した試合は13日と14日のオリックス戦の2試合で、あとの6勝は3点差以内のリードを守り切ったゲーム。とにかく接戦の試合が多い。
それでも、10月は6回終了時点でリードしていれば、8勝0敗1分と負けなし。23日の日本ハム戦は3-2の8回に同点に追いつかれたが、9回に荻野貴司の適時打でサヨナラ勝ち。8月までは先発陣が序盤に失点し、リーグトップをの得点数を誇る打線が試合終盤に逆転するというゲームが多かったが、9月以降は攻撃陣がなかなか得点できないものの先発陣が安定し“守り勝つ”という試合が多い。
25日のソフトバンク戦は、前回登板で7回までノーヒットに抑え込まれた千賀滉大となり多くの得点が見込めない。今日の試合と同じように予告先発となっている美馬学がソフトバンク打線を最少失点に抑え、打線が少ないチャンスで千賀から得点を奪う。そのリードを救援陣で逃げ切るという、“マリーンズペース”の試合に持ち込みたい。残りは4試合。選手、ファンが一丸になって全力で勝利を目指して戦っていこう。
文=岩下雄太