2021.10.29 18:00 | ||||
広島東洋カープ | 4 | 終了 | 1 | 東京ヤクルトスワローズ |
マツダスタジアム |
本塁打はトップタイ、打点はあと「1」
二冠王の可能性を残すヤクルトの村上宗隆が29日、敵地で行われた広島戦に「4番・三塁手」で先発出場。4打数無安打の0打点という結果に終わり、数字を伸ばすことはできなかった。
巨人の岡本和真と「39本塁打」で並び、打点は1打点差の「112打点」という状況で迎えたこの試合、初回に一死一、二塁という打点チャンスで第1打席を迎えたが、ここはフルカウントから四球を選んで出塁。2回の第2打席も二死ながら満塁という好機だったが、空振り三振という結果に終わった。
4回は二死二塁、6回は二死一、二塁と、いずれも得点圏に走者を置いての打席打席だったが結果は「遊失」と「二ゴロ」。9回の最終打席も三振に倒れ、4打数0安打で本塁打と打点の上積みがないまま、11月1日の本拠地最終戦を残すのみとなった。
この村上の状況について、29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた谷繁元信さんは「集中しているんでしょうけど、優勝した後の一休みっぽくなっている」と指摘。自身の経験からも「優勝が決まった次の試合や2〜3試合はそういう感じになってしまう」ことがあるとの見解を示しつつ、「最終戦はCSに向けた最終調整的な部分もあるし、神宮なので集中力を上げてくると思う。二冠王を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。
また、番組MCを務めた野村弘樹さんから村上の状態を尋ねられた谷繁さんは「優勝決まる前はあまり良くなくて、優勝が決まる直前くらいから打ち方は元に戻ってきたなと思っている。体が前に行かなくなった」と主張。「状態的にはそんなに悪くはない」との見方を示した。
残り1試合、最後に打点を伸ばし、リーグ制覇を果たしたシーズンを最高の形で終わらせることができるのか、注目だ。