ロッテの好調を支える“噛む力”とは?
“噛むこと”にフォーカスし、1948年の創業以来ガムをつくり続けてきた株式会社ロッテは、クライマックスシリーズ出場を決めた千葉ロッテマリーンズが勝利を掴み取るためのスペシャルムービーを制作・公開した。
同社は2018年から「噛むこと研究部」を設立。様々な自治体や研究機関・企業と連携し、“噛むこと”を通じて世の中への貢献、最適な“噛む”を提供することで力になるという思いを掲げて活動してきた。
活動の一環としてアスリートサポートも行っており、2019年からロッテとJリーグの川崎フロンターレをサポート。東京歯科大学スポーツ歯学研究室教授であり、日本スポーツ協会公認スポーツデンティストでもある武田友孝教授が監修したトレーニングガムの提供をしている。
トレーニングガムは選手の噛合力に合わせて、硬さや好みに応じた形状、フレーバーをカスタマイズしたものを提供。専用ガムがベンチ内にも常設されている。
ガムの作製に協力した中村奨吾は、「普段からウォーミングアップや練習の合間などにガムを噛んでいます。噛むことで、心身ともにリフレッシュできますね。試合において最も重要なのが、普段通りのプレーをすることです。試合中にガムを噛んでいると、自分の中でリズムができます」と効果を感じているようで、「今シーズンもいよいよクライマックスです。投打と攻守、若手とベテラン、そしてチームとファンが<噛み合う力>で一体となって突き進みましょう」と、意気込みを示している。
プロジェクトの中心人物の武田教授も、「咀嚼能力を整えるのにはそれなりに時間がかかります。今年、噛むこと取り入れておおよそ3年が経過する川崎フロンターレと千葉ロッテマリーンズが好成績を収めているのは、偶然ではないかもしれないですね」と、2021年に好成績をおさめたチームの原動力の一つに“噛む力”の存在があると自信のコメントを残している。