ヤクルト・奥川恭伸 (C)Kyodo News

◆ デビューからちょうど1年…圧巻の完封劇
 
 勝利を確信し、両腕を挙げて喜びを表現した。ヤクルトの奥川恭伸が10日、神宮球場で行われた『JERAクライマックスシリーズ セ』ファイナルステージ第1戦に先発し、巨人を相手に4-0の完封勝利を収めた。

 ファイナルステージ突破へ、チームに勢いをもたらす投球を見せた。

 「重要な試合だったので、気持ちもいつもより入っていた」という奥川。持ち味のストレートに加え、スライダーやフォークなど変化球も冴え、98球を投げて6安打9奪三振、無四球の快投。レギュラーシーズンでもなかったプロ初完投、完封勝利に「まさか9回までいけるとは思わなかった」と振り返った。

 初回の好走塁で先制のホームを踏んだ塩見泰隆には「すご過ぎて何も言えない」と言わしめた20歳の右腕は、「攻める」気持ちを忘れず巨人打線に向かっていった。

 5回は二死一、三塁のピンチを招いたが、代打の八百板卓丸を渾身のストレートで見逃し三振に切って取り、背番号11はマウンド上で吠えた。

 「投げる試合は自分がエースだと思って投げている」。まさにツバメのエースと呼べる投球だった。

 1年前の今日、11月10日は一軍デビューを果たした日。3回途中5失点で降板し「悔しい思いをしていた。何とか抑えたかった」と、1年後に見事借りを返した。

 日本シリーズ出場へ大事な初戦をものにしたヤクルト。若き右腕がもたらした1勝はとてつもなく大きい。
 

取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

この記事を書いたのは

別府勉

別府勉 の記事をもっと見る

【PR】東京ヤクルトスワローズを観戦するなら「DAZN Baseball」

DAZN BASEBALL

2年連続5位からの巻き返しを図るヤクルトは積年の課題であるローテ整備がカギを握る。メジャー挑戦を見据える村上宗隆の完全復活にも注目!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

もっと読む