ニュース 2021.11.11. 01:28

オリックス・山本由伸の完封劇に指揮官も感嘆「もう、山本、山本、山本」

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オリックス・山本由伸 (C) Kyodo News
2021.11.10 18:00
オリックス・バファローズ 1 終了 0 千葉ロッテマリーンズ
京セラD大阪

中嶋監督は修正能力の高さを評価


 『2021 パーソル クライマックス シリーズ パ』のファイナルステージ第1戦が10日に行われ、オリックスが1−0で勝利。アドバンテージを含め、今ステージの勝利数を「2」とした。

 試合は、1回裏二死一、二塁からT-岡田がライト前へ先制の適時打を放つと、先発の山本由伸が毎回ヒットを許しながらもカーブを多投して要所を締め、5回以降はパーフェクトピッチ。1点のリードを守り切って、山本が完封勝利を飾った。

 試合後、殊勲打を放ったT-岡田は「宗とラオウがつないでくれたので、僕もつないでいこうと思った。ベンチの雰囲気も良かったし、宗がよく走ってくれた。(山本)由伸も緊張してたと思うので、先制出来てよかったです!」と自身の一打を振り返った。

 一方、9回を126球、被安打4、奪三振10、無四球無失点でチームを勝利に導いた山本は「ホントに勝てて嬉しい。ドキドキでしたが、勝ち切れて良かった。序盤は苦しいピッチングだったので、カーブに助けてもらった」と語り、「絶対に勝ってやると思ってました。とにかく最後、日本一で終われるように全力で投げたい」と日本一をファンに誓った。

 また、試合展開を振り返った山本は「良い緊張感で、緊張しすぎず、良い感じだった。0-0で終盤までいっての1-0とはまったく違うので本当に良かった」と、早い回に先制点が生まれたことに感謝しつつ、先頭打者や二死から走者を出す苦しい展開の中でも「途中から修正して低めにも投げられたし、いろいろアドバイスをもらいながらの1試合だった」と、周囲のサポートがあってこその完封劇だったとの見解を示した。

 さらに、「満員ではないですけど、コロナ禍では一番多いくらいだった。9回の歓声だったり、本当に力になりました」と述べ、「球場も含めて一体感があるというか、勢いがあるというか、いつもとは違う雰囲気というか、そんな感じがした。試合も緊迫しているなかで、球場の雰囲気もあって集中力を保ったまま、しっかり入り込めたので本当に良かったです」と続けるなど、京セラD大阪に集まった1万7916人のファンにも感謝の言葉を残した。

 完封という最高の結果にも、「久々の試合でもあったので、1イニング、一人ひとり、1試合投げきって中継ぎを助けようなんてことは全く思ってない」と語り、「とにかく球数を少なくいくことは三者凡退でいくことだと思っているので、ヒットを最初打たれましたけど、ボール先行とかは気にし過ぎずに、とにかくストライクゾーンに投げ込みました」と、自身のピッチングを冷静に振り返った。


 試合後、中嶋聡監督は「もう、山本、山本、山本ですね。立ち上がりは、もちろん疲れもあるでしょうし、決して良い調子じゃなかったんですけど、素晴らしい修正能力でよく立て直したと思います」とエースのピッチングを絶賛。「フォークがイマイチだっだので、別のボールで試合を作るというのは彼の素晴らしさ」と、具体例を挙げつつ、その能力の高さを評価し、「もちろん継投も考えましたが、最後までいかせました」と126球で完封した右腕を労った。

 そして、復帰を果たした吉田正尚に関しては「厚みはもちろん違いますし、簡単に打つんだなと思ってビックリしている。度肝を抜かれた。そんなに振れるのかいというぐらい。あれで周りが安心したんじゃないか」とコメント。久々の実戦とは思えない打撃でヒットを放った主砲に感嘆。起用については、「打撃練習では合わせる打ち方しかしてないし、どうかなと思いながらも、本人はどうしても出るということだった。何かあるんでしょうね。大丈夫というポイントが。そこまで準備できたのなら行こうと思いました」と、決断した理由を明かした。

 これで2勝目を手にしたが、「アドバンテージは全く考えず、1戦1戦勝っていけばいいと思っている」と、一戦必勝の姿勢に変わりはない。その一方で「なんとか打線の方を目覚めさせないといけない。力が入っていたけど、抜けると思っているので、いつも通りやれるようになんとかやっていきたい」と語り、初回の1点のみに終わった打線の覚醒に期待を寄せた。

 指揮官は最後に、「苦しい勝ち方ですけど、まず勝って自分たちの肩の荷というか、肩の力が入っていた部分が抜けてくれたらなと思うので、明日以降も緩むことなく、1個ずつ勝ちにいきたい」と主張。この勝利を契機に、勢いに乗れるか注目だ。


取材・文=どら増田

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