退団から1年…他球団での経験を還元へ
広島は11日、今季限りで現役を引退した小窪哲也氏(36)が一軍内野守備・走塁コーチに就任することを発表した。
小窪はPL学園高から青山学院大を経て2007年のドラフト3位で広島に入団。昨季限りで13シーズン過ごした広島を退団し、今季は九州アジアリーグ・熊本を経て、8月末にロッテに加入しNPB復帰を果たしていた。
ロッテでは移籍後初の一軍公式戦で移籍後初本塁打を放ったが、この一発を最後に快音なし。10月29日に「この一年は激動の一年でしたが、色々な経験をさせていただくことが出来た」と引退を表明し、指導者として2シーズンぶりの古巣復帰を果たすことになった。
コーチ就任に際して、小窪は「僕しかしていない経験もあるので、これからどうやって活かしていこうかまだはっきりと分からないですけど、僕が感じたことを伝えられるものはしっかりと伝えていきたいと思います」とコメント。
広島から離れた1年間も「僕の中では宝物のような時間にもなりましたし、いろいろ経験していろんな角度から自分も勉強だと思いながら過ごしていたので、少しでも違ったものを伝えられればと思います」と話した。