水本ヘッドコーチの存在
オリックスがクライマックスシリーズファイナルステージを突破し、1996年以来、25年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。
過去2年連続で最下位と低迷するも、今季は若手を我慢強く起用する中嶋監督の采配や、杉本裕太郎の覚醒、絶対的エースに成長した山本由伸、2年目の宮城大弥のブレイクなど、ベテラン、中堅、若手が一体となった全員野球で、25年ぶりにパ・リーグ制覇を成し遂げたオリックス。
12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した金村義明さんは今季のオリックスについて「チームの雰囲気自体を中嶋監督をはじめとしたコーチ陣が変えましたよね」と振り返り、「一番大きかったのが水本ヘッドコーチ」と今季からチームに加わった水本勝己ヘッドコーチの名前を挙げ、「水本ヘッドと辻(打撃)コーチがにぎやかなんですよ。今までオリックスはちょっと大人しめの選手が多かったんですが、やっぱり泥臭く大声を出して毎イニング声が響き渡っているんですよ」とチームの一体感を生んだ水本ヘッドコーチの貢献を評価した。
水本ヘッドコーチは松下電器からドラフト外入団で1989年に広島入り。選手としてのキャリアはわずか2年で幕を閉じたが、昨季まで14シーズンに渡って広島のファームコーチや二軍監督などを歴任。今季より同学年でもある中嶋監督の要請を受けてオリックスのヘッドコーチに就任した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』