23日、ZOZOマリンスタジアムでロッテの秋季練習が行われた。
午前中は投手、野手ともにメディシングボールを使ったトレーニングなどを行ったあと、投手はキャッチボール、ランニングなどで汗を流し、野手陣は2時間以上のノック。山口航輝は外野で守備練習を行ったあと、一塁ミットに持ち替えて内野のノックに参加した。野手陣はノックが終わったあとも、休むことなくランニングを行い午前中の練習は終了。
午後は打撃練習!
午後からはみっちりと打撃練習。2人1組で打撃練習、一塁側と三塁側でロングティー、3箇所でティー打撃、今日もバットを振って、振って、振りまくった。
秋季練習中に井口資仁監督、福浦和也二軍ヘッドコーチ兼打撃コーチから指導を受けることの多い加藤匠馬はこの日も、打撃ケージ内での打撃練習が終わったあと、井口監督から身振り手振り指導を受け、その後のロングティーでも福浦コーチからタイミングの取り方についてアドバイスをもらった。福浦コーチから「いいね」、「OK、OK」といった声もあった。
“打てる捕手”・佐藤都志也も打撃練習では、右の打撃投手の時に左中間、レフト線に強いライナー性のあたりを連発。守備練習でも、自分の順番が回ってくるまでの隙間時間を使って、1、2球ネットスローするなど、1秒も無駄にすることなく時間を有効に使った。
佐藤と同い年の平沢大河も、打撃ケージ内の打撃練習で右の打撃投手、マシンのときも左中間、右中間に力強い当たりを何球も放った。打撃練習が終わったあとも、黙々と連続ティー。自分の順番が回ってくるまでの時間を使い、自分の打撃をチェックするように素振り。小川龍成とペアでロングティーをおこなっていたが、小川がロングティーを打っているときも、自分の順番がくるまでの間、平沢は素振りをしていた。
午前中のメディシングボールトレーニングで平沢とペアを組んだ藤原恭大は、午後の打撃練習で、ロングティーのときに上半身にゴムバンドを巻きつけて打った。ロングティーの合間に素振りをすると、見守っていた福浦コーチが「そう、そう、そう」と反応する場面もあった。
取材・文=岩下雄太