強風に負けず
24日、ZOZOマリンスタジアムでロッテの秋季練習が行われた。
この日は10m近い風が吹く中、今日も元気よく投手・野手ともにウォーミングアップを行い、その後野手陣は2人1組の体幹トレーニング、ランニングなどで汗を流し、10時30分すぎから打撃練習を開始。
打撃ケージ内での打撃練習は1人(1人あたり10分)、三塁側でロングティー、3箇所でティー打撃、守備練習、走塁練習など、シーズン中の試合前練習に近い形の練習だった。23日まではティー打撃のときに連続ティーを行っていたが、この日の午前中の打撃練習では連続ティーを行っている選手はほとんどおらず、一人一人が課題を持って打撃練習までの準備を行っているように見えた。
和田が逆方向中心に打撃練習
和田康士朗は約5秒間片足で立っている状態を保ったあと、トスをあげてもらうティー打撃を行い、打撃練習では右の打撃投手が投げるボールに対して時折センター方向への打球もあったが、基本的にはセンターから反対方向中心に打った。和田は23日の打撃練習でも、ひたすらセンターから左に打っており、意図を持って打撃練習に取り組んでいる。
プロ3年目の今季9本の本塁打を放った山口航輝は、ティー打撃、打撃練習、ロングティーのあとに、福浦和也二軍ヘッドコーチ兼打撃コーチと打撃について確認する場面があった。打撃練習では、レフトやライトに滞空時間の長い当たりが多かった。
育成選手ながらZOZOマリンスタジアムで行われている秋季練習に参加している山本大斗は、キャッチボールのときに大塚明外野守備走塁コーチから熱心に指導を受け、その後はセンターとレフトの位置で打球捕。大塚コーチが後ろで、山本の守備をチェックしていた。
この日は午前中でグラウンドでの打撃練習が終了し、午後からは約1時間、平沢大河、福田光輝、山口航輝の3人がグラウンドで、森脇浩司一軍野手兼内野守備コーチがコロコロと転がすボールを三塁、遊撃の位置から一塁へスローイングする練習を行っていた。午後はグラウンドでの打撃練習は行われなかったが、球団公式Twitterによると室内練習場で打撃練習を行ったようだ。
取材・文=岩下雄太