大矢氏が指摘したオスナへの配球
日本シリーズ第4戦、オリックスは中盤に追いつくも直後に勝ち越しを許し、3連敗。25年ぶりの日本一へ後がなくなった。
同点に追いついた直後の6回裏、2番手の増井浩俊が二死から、四球と安打で1、2塁のピンチを招くと、オスナを迎えた場面でベンチは比嘉幹貴にスイッチ。しかし、カウント2-2から二遊間を破るタイムリーを浴びて勝ち越しを許し、そのまま逃げ切られた。
24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた大矢明彦さんは決勝点の場面について、「ヤクルトはツーアウトから点を取れたので素晴らしい攻めということになるんだけど、逆にオリックスはせっかくリリーフを投入してなぜ5球連続でスライダー系を続けたのか…ほんと申し訳ない言い方だけど、私は解せないんですよね」と疑問を呈した。
「1ストライク1ボールになって(オスナが)カーブを打ち損ねて追い込んだんですが、そのあとは絶対にインサイドにいくべきだった。無難にスライダーを投げてボールになって次はストライクゾーンにスライダー。なんか『待ってました』という感じで打たれたので僕はもったいないなと思ったんですよね」と若月健矢の配球について言及。
解説を務めたは谷沢健一さんは「あの場面で長打があるバッターにインサイドに強気に投げれなかったのではないか」と見解を示すと、大矢氏は「そこは打つ方と守る方の意見の違いなんだけど」と前置きし、「オスナに打たれた後の西浦にはインサイドにいっているんですよ。同じ失敗をしないように。僕はカウントが有利だっただけにあそこは絶対に(インサイドへ)飛び込まないといけないケースだった」と譲らなかった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』