嫌な流れを払拭した代打決勝弾!
オリックスは代打・ジョーンズの勝ち越し本塁打で接戦を制し、対戦成績を2勝3敗とした。
3点リードで迎えた8回、4番手・ヒギンスが先頭から2者連続四球を与え無死一、二塁を招くと、3番・山田哲人に特大の左越え同点3ランを浴びた。
ゲームの流れを完全に失ったかと思われた9回、代打で打席に立ったジョーンズはヤクルトのマクガフが投じた高めのストレートを振り抜きレフトスタンドへの勝ち越しホームラン。これが決勝点となり、決着は神戸に場所を移す第6戦以降にもつれ込むことになった。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた田尾安志さんはジョーンズの決勝弾について「インサイドの難しい球だったと思いますが、右足を軸に左の肩をパッと開いて振っていた。そうじゃないとフェアゾーンになかなか入らないですよ。さすがだなというバッティングをしてくれましたね」と称賛。
MCを務めた高木豊さんも「やっぱり技術が高いですよね。ヒーローインタビューでも言っていたように(外国人投手だから)真っすぐを狙っていたんでしょうね。外国人投手特有のタイミングの取り方もあるでしょうし、そういう意味ではジョーンズにとって2ボールからの真っすぐは捉えやすかったなと思いましたね」とボール球を2球見極めて3球目のストレートを一振りで仕留めた値千金の一打を称えた。
ジョーンズは日本シリーズ初戦でサヨナラ勝利のきっかけとなる四球で出塁したものの、その後は3打数3三振。ノーヒットと苦しんでいた代打の切り札が、崖っぷちに追い込まれた状況でチームを救う大仕事をやってのけた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』