本拠地ファンを前にあいさつ
楽天は4日、本拠地・楽天生命パークで『楽天イーグルスファン感謝祭2021』を開催。
今秋のドラフト会議で指名した来季の新入団選手たちが、地元・東北のファンの前に登場した。
イベント参加後は、「新入団選手発表会見」も実施。来季から新たに加入する10選手が、オンライン形式で取材に応じた。
楽天は今秋のドラフトで支配下7人・育成3人の計10人を指名。1位から3位までを野手で、それも強打者タイプの選手で固めているように、コメントから「ホームラン」や「長打力」といったワードが度々聞こえてきたのが印象的だった。
楽天の将来を背負って立つルーキーたちの背番号と、会見で語った意気込みなどは以下の通り。
<新入団選手の背番号>
9 吉野創士(外野手)
55 安田悠馬(捕手)
36 前田銀治(外野手)
59 泰勝利(投手)
45 松井友飛(投手)
49 西垣雅矢(投手)
71 吉川雄大(投手)
130 宮森智志(投手)
142 柳澤大空(外野手)
144 大河原翔(外野手)
楽天・ルーキーたちの意気込み
・ドラフト1位=吉野創士(外野手/昌平高)
背番号9は高校1年の時につけていた番号なので、親しみの深い番号だなと思う。
アピールポイントは走攻守3拍子揃っているところ。
自分の全力を出し切って、早く一軍で活躍できるように頑張りたい。
将来的にはファンの方から愛される選手になりたい。ホームラン王とか、首位打者とか獲りたいです。
・ドラフト2位=安田悠馬(捕手/愛知大)
背番号55は非常に歴史ある、素晴らしい番号。非常に嬉しく思っています。
仙台は寒いと聞いていましたが(この日は)非常にあたたかく、お人も非常にあたたかい印象で、ございます(笑顔)
今まで青ゴジラと呼ばれていたので…これからは「臙脂ゴリラ(えんじごりら)」と呼ばれたいです(場内から笑い)
一番自信があるのは長打力なので、ホームランを打っていきたいです。数字は意識せずに、自分の持ち味を出していけたらと思います。
いずれはホームラン王を獲ってみたいので、ホームランをたくさん打てる選手になりたいです。
・ドラフト3位=前田銀治(外野手/三島南高)
銀次選手、銀仁朗選手ともに球界を代表する選手なので、銀治として名前に泥を塗ることはできない。名前に恥じないプレーをしていきたいなと思っています。
ライバルはみんな。僕からしてみたらみんなレベルの高い選手。僕が一番下という意識を持って練習をしていかなければならないなと思います。
安田さんより長打力はないんですけど、自分の持ち味は長打力だと思うので、安田さんに負けないような長打力をつけていくことが課題であり、自分のアピールポイントになるんじゃないかなと思います。
担当スカウトから「トリプルスリーを狙える」と言われているので、そこを目指して、ホームランも盗塁も打率も残していけるようなバッターになりたい。
・ドラフト4位=泰勝利(投手/神村学園高)
大きい球場も見慣れてなくて、人もいっぱいいて、自分の島の人口よりも多いと思う。すごくびっくりして、人がいっぱいいるなぁ…と思いました。
鹿児島を離れることに不安はなくて、早く雪が見たいなと思っていて。不安よりは楽しみの方が大きいです。
雪は人生で2回くらいしか見たことがなくて、はっきりと“雪”っていうのを見ていないのですごい楽しみです。
アピールポイントは左の角度ある強いストレートと、そこから鋭く落ちる縦のスライダーです。
松井裕樹投手は球種も身長も近いので、どういったイメージで投げているのか、打者の抑え方などを聞いてみたいです。
目標は「泰といえば宇宙人」と呼ばれるくらいの人間離れしたスキルを身に着けて、圧倒的なピッチングをして「宇宙人」と呼ばれたいです。
・ドラフト5位=松井友飛(投手/金沢学院大)
アピールポイントは長身をいかした角度のあるまっすぐと思い切りの良さです。この長所をプロでもさらに伸ばしていきたいと思っています。
今までいろいろな人に携わっていただきましたが、一番感謝しているのはここまで野球をやらせてくれた両親。活躍して両親に良い恩返しができればと思っています。
獲りたいタイトルとかは、これから伸びていって(考えていけたら)。15年、20年と長いキャリアでやれるような選手になれるように頑張りたい。
・ドラフト6位=西垣雅矢(投手/早稲田大)
(大学の先輩だった早川隆久には会った?)ロッカーで話す機会がありました。「頑張れよ」と言ってもらいました。
まずはケガをしない身体づくりと、シーズン通して戦う体力をつけたい。武器は変化球、特にフォークボールが得意。決め球でもカウント球でも自信があるので、フォークを武器にピッチングをしていけたらと思います。
自分はとにかく投げたいので、最多登板というのを目標にプロ野球でしっかり活躍していきたいです。
・ドラフト7位=吉川雄大(投手/JFE西日本)
(太田光と)ロッカーでお話させてもらう機会があって、また今度時間あったらご飯行こうと話をしました。高校でバッテリーを組ませてもらって、プロの世界でも組めるというのはなかなかないと思うので、そこを目指して頑張っていきたい。
今はシュートボールの習得に挑んでいます。スカウトの方に右打者の腰を引かせるようなボールがあると有利になると教えていただいたので、その日から練習しています。全然まだまだなので、プロに入ってもいろいろな方にアドバイスいただきながら、一軍でも通用するボールにしていけたらと思います。
個人的な成績というよりも、チームの優勝に欠かせない選手になりたい。「楽天と言えば吉川」と言っていただけるような投手になりたいです。
・育成ドラフト1位=宮森智志(投手/高知ファイティングドッグス)
(高知の監督はかつて楽天でもプレーした吉田豊彦さん)プロの舞台に立つにあたって、気持ちの面で負けてはいけないと言われてきた。そこだけは負けずに、プロの場でも頑張っていきたいです。
193センチの長身をいかした角度のあるストレートやスライダー、フォークボールを武器にしているので、そういったところを見ていただけたらいいなと思います。
まずは支配下登録、一軍の試合に出場できるように頑張りたいです。最終的にはファンの方に愛され、長く現役生活を続けられるような選手になりたいです。
・育成ドラフト2位=柳澤大空(外野手/日大藤沢高)
誰よりも目立って、全国で有名な選手になりたいです。アピールポイントは足をいかした守備範囲と遠くに飛ばす力なので、確実性を磨いて成長していきたいです。
自分は不器用なので誰よりも練習して、誰よりも活躍したいです。トリプルスリーを獲って、みんなの目標にされるような選手になりたいです。
・育成ドラフト3位=大河原翔(外野手/東海大山形高)
長打力が持ち味なので、そこをこれからしっかりと磨いていきたい。技術を磨いていくことはもちろん、人間力や自己啓発力の高い選手になっていくことが大事だと思っています。
将来的には一軍で活躍できるような選手になって、人としてもファンの皆さんから愛されるような選手になりたいです。