来季もロッテでプレーすることが決まったレアードは今季、チームトップとなる29本塁打、95打点をあげるなど、その貢献度は非常に高かった。
5月14日の西武戦で2-4の9回裏に値千金の同点2ランを放てば、6月10日のヤクルト戦では1-1の8回にセットアッパーの清水昇からレフトへ決勝ソロ。7月7日のソフトバンク戦では1点を追う4回に逆転3ランを放ち、河村説人のプロ初勝利をアシストした。
さらに9月10日の楽天戦では、2-2の9回二死走者なしの場面で、酒居知史が1ストライクから投じたスライダーをレフトスタンド中段に放り込むサヨナラ本塁打を放った。
ロッテには一発が打てる選手が少ないなかで、一振りで試合を決めることができるレアードの本塁打は大きな魅力だ。
レアードといえば、本塁打後にベンチ前で行う“寿司パフォーマンス”がおなじみとなっている。大将であるレアードが自ら魚を釣って、さばいて、握って、食べさせるというのが“幕張スシ”の営業スタイルだ。
“幕張スシ”が開店したのは2019年。日本ハム時代は三塁ベースを回ったときにスシポーズを披露し、ロッテに加入してからもオープン戦ではベンチに戻ってからスシポーズを行っていたが、ZOZOマリンスタジアムで行われた4月9日のオリックス戦で、三木亮に食べさせたのをきっかけに営業がスタートした。
同年は三木が常連客として何度も来店。その光景を見て、スタンドにいるマリーンズファンを楽しませた。ちなみに同年8月7日のソフトバンク戦では、三木が同試合で死球を受けたこともあり、レアードが本塁打を放ったあとベンチ前で自ら魚を釣って、さばいて、握り、そのまま食べるということもあった。
昨年はレアードが腰椎椎間板ヘルニアの手術を行ったため8月4日のオリックス戦を最後に出場がなく、三木もレアードが一軍にいた期間はファームにいたこともあり、来店は1度もなかった。昨年の最多来店は和田康士朗の5回で、次いで藤岡裕大の1回。恥ずかしながらも、笑顔で寿司を食べる和田を見たファンも多かったのではないだろうか。
そして今年は、4月1日の楽天戦で今季初本塁打を放つと、公式戦では三木が19年9月8日のソフトバンク戦以来となる“幕張スシ”に来店。その後も、来店しては大将の握る寿司を食べ続けること今季は19貫。三木が30歳の誕生日を迎えた10月25日のソフトバンク戦では、レアードが本塁打を放ちベンチ前で寿司をプレゼントされた。
今年の“幕張スシ”の来店客の特徴としては、エチェバリア、ハーマンといったこれまで1度もなかった外国人が来店したこと。というのも、三木が4月30日に一軍登録抹消されていたこともあり、6月1日に再昇格するまでの1カ間不在。その間にエチェバリア、ハーマンといった外国人が“幕張スシ”に来店し、寿司を食べたというのが理由だ。この間にもっとも寿司を食べたのが、エチェバリアの5貫。三木がベンチにいるときは基本的に三木が寿司を食べるが、7月7日のソフトバンク戦では、宗接唯人が寿司を食べるという珍しいパターンもあった。
またオールスターでは松田宣浩(ソフトバンク)が“幕張スシ”に来店すれば、ファームでも、3月25日の日本ハム戦ではベンチにいたトレーナー、3月27日の楽天戦で宗接、7月28日の巨人との二軍戦では先発の育成・森遼大朗が寿司を食べ、オールスター、ファームといった場所でも幕張スシの営業が行われた。
交流戦あたりからは本塁打を放った後の談話で、“今日のネタ”も披露するようになり、中トロ、タコ、エビ、いくらを握った。ちなみに、三木は中トロを今年3回食べている(※10月12日のオリックス戦は食べたと見せかけて食べていない可能性もあったため含まない)。
本塁打を放つだけでなく、パフォーマンスでもファンを楽しませるレアード。来年に向けてレアードは球団を通じて、「来年は今年以上にチームに貢献し、皆さんのために沢山スシを握りたいと思っています。幕張スシ!サイGO!(『最高』と『さあ、行こう』が合体したレアードオリジナルの言葉)」と決意を述べている。来季も、1本でも多く“幕張スシ”を握って欲しい。
▼ 今季“幕張スシ”に来店し寿司を食べた選手
1位 19回 三木亮
2位 5回 エチェバリア
3位 3回 宗接唯人
4位 2回 柿沼友哉
5位 1回 ハーマン、森遼大朗、トレーナー
※ファームの公式戦も含む
※一、二軍の公式戦に限る
<番外編>
オールスター:松田宣浩(ソフトバンク)
▼ 年度別“幕張スシ”最多来店者
19年:三木亮
20年:和田康士朗
21年:三木亮
文=岩下雄太
5月14日の西武戦で2-4の9回裏に値千金の同点2ランを放てば、6月10日のヤクルト戦では1-1の8回にセットアッパーの清水昇からレフトへ決勝ソロ。7月7日のソフトバンク戦では1点を追う4回に逆転3ランを放ち、河村説人のプロ初勝利をアシストした。
さらに9月10日の楽天戦では、2-2の9回二死走者なしの場面で、酒居知史が1ストライクから投じたスライダーをレフトスタンド中段に放り込むサヨナラ本塁打を放った。
ロッテには一発が打てる選手が少ないなかで、一振りで試合を決めることができるレアードの本塁打は大きな魅力だ。
スシパフォーマンスを振り返る
レアードといえば、本塁打後にベンチ前で行う“寿司パフォーマンス”がおなじみとなっている。大将であるレアードが自ら魚を釣って、さばいて、握って、食べさせるというのが“幕張スシ”の営業スタイルだ。
“幕張スシ”が開店したのは2019年。日本ハム時代は三塁ベースを回ったときにスシポーズを披露し、ロッテに加入してからもオープン戦ではベンチに戻ってからスシポーズを行っていたが、ZOZOマリンスタジアムで行われた4月9日のオリックス戦で、三木亮に食べさせたのをきっかけに営業がスタートした。
同年は三木が常連客として何度も来店。その光景を見て、スタンドにいるマリーンズファンを楽しませた。ちなみに同年8月7日のソフトバンク戦では、三木が同試合で死球を受けたこともあり、レアードが本塁打を放ったあとベンチ前で自ら魚を釣って、さばいて、握り、そのまま食べるということもあった。
昨年はレアードが腰椎椎間板ヘルニアの手術を行ったため8月4日のオリックス戦を最後に出場がなく、三木もレアードが一軍にいた期間はファームにいたこともあり、来店は1度もなかった。昨年の最多来店は和田康士朗の5回で、次いで藤岡裕大の1回。恥ずかしながらも、笑顔で寿司を食べる和田を見たファンも多かったのではないだろうか。
そして今年は、4月1日の楽天戦で今季初本塁打を放つと、公式戦では三木が19年9月8日のソフトバンク戦以来となる“幕張スシ”に来店。その後も、来店しては大将の握る寿司を食べ続けること今季は19貫。三木が30歳の誕生日を迎えた10月25日のソフトバンク戦では、レアードが本塁打を放ちベンチ前で寿司をプレゼントされた。
今年の“幕張スシ”の来店客の特徴としては、エチェバリア、ハーマンといったこれまで1度もなかった外国人が来店したこと。というのも、三木が4月30日に一軍登録抹消されていたこともあり、6月1日に再昇格するまでの1カ間不在。その間にエチェバリア、ハーマンといった外国人が“幕張スシ”に来店し、寿司を食べたというのが理由だ。この間にもっとも寿司を食べたのが、エチェバリアの5貫。三木がベンチにいるときは基本的に三木が寿司を食べるが、7月7日のソフトバンク戦では、宗接唯人が寿司を食べるという珍しいパターンもあった。
またオールスターでは松田宣浩(ソフトバンク)が“幕張スシ”に来店すれば、ファームでも、3月25日の日本ハム戦ではベンチにいたトレーナー、3月27日の楽天戦で宗接、7月28日の巨人との二軍戦では先発の育成・森遼大朗が寿司を食べ、オールスター、ファームといった場所でも幕張スシの営業が行われた。
交流戦あたりからは本塁打を放った後の談話で、“今日のネタ”も披露するようになり、中トロ、タコ、エビ、いくらを握った。ちなみに、三木は中トロを今年3回食べている(※10月12日のオリックス戦は食べたと見せかけて食べていない可能性もあったため含まない)。
本塁打を放つだけでなく、パフォーマンスでもファンを楽しませるレアード。来年に向けてレアードは球団を通じて、「来年は今年以上にチームに貢献し、皆さんのために沢山スシを握りたいと思っています。幕張スシ!サイGO!(『最高』と『さあ、行こう』が合体したレアードオリジナルの言葉)」と決意を述べている。来季も、1本でも多く“幕張スシ”を握って欲しい。
▼ 今季“幕張スシ”に来店し寿司を食べた選手
1位 19回 三木亮
2位 5回 エチェバリア
3位 3回 宗接唯人
4位 2回 柿沼友哉
5位 1回 ハーマン、森遼大朗、トレーナー
※ファームの公式戦も含む
※一、二軍の公式戦に限る
<番外編>
オールスター:松田宣浩(ソフトバンク)
▼ 年度別“幕張スシ”最多来店者
19年:三木亮
20年:和田康士朗
21年:三木亮
文=岩下雄太