ヤクルトでは20年ぶりの受賞
今シーズンのプロ野球で最も功績のあった監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会(選考委員:王貞治、杉下茂、中西太、山本浩二、門田隆将の各氏)が7日、東京都内で開かれ、ヤクルトの高津臣吾監督が初めて受賞した。ヤクルトでは2001年の若松勉監督以来、20年ぶりの栄誉となる。
前年のリーグ最下位からチームを日本一にまで引き上げた手腕が評価された高津監督は「僕がいただきましたが、チームのみんなが導いてくれた。チームメイトをはじめ、皆さんに感謝しています」とコメントし、周囲に対する謝辞を述べた。
また、東京五輪で悲願の金メダルを獲得した侍ジャパントップチームの稲葉篤紀前監督(現・日本ハムGM)と、MLBでア・リーグMVPに輝いたエンゼルスの大谷翔平選手に特別賞が贈られた。
今回の受賞を受け、稲葉前監督は「この度、このような素晴らしい賞を受賞させていただき、大変光栄に思います。今回、受賞することが出来たのも、私が侍ジャパントップチームの監督として関わらせていただきました、全ての選手、コーチ、スタッフ、サポートしていただいた皆様の結束力の賜物だと思っています。今後も微力ではありますが、野球界発展のために尽力して参ります」との思いを口にした。