渡辺GM「球団としても最大限の評価」
西武の平良海馬投手(22)が23日、契約更改交渉に臨み、大幅増の1億円でサイン。高卒4年目での大台到達に「高級なものを買うタイプじゃないので、コンビニでは値段を気にせず買い物をしたい」と笑顔を見せた。
今季は、62試合に登板して3勝4敗20セーブ21ホールド、防御率0.90という好成績を残し、開幕から39試合連続無失点で日本記録も更新。さらにシーズン途中からは守護神も務め、渡辺久信GMも「後ろの難しいポジション、タフなポジションをしっかり1年間、担ってくれた。数字的にも文句のつけようがない。球団としても最大限の評価をした」と振り返った。
10月下旬に行った右足首の手術の影響で入院中の更改となったが、春季キャンプの参加は問題ないとのこと。平良も一軍での経験を経て「コンディションを一定に保てるコツを掴んできた」と語り、「キャンプも初日からバンバンいくのではなく、後半から上げて3月の開幕に合わせてという感じでやっていきたい」と焦りはない。
来季に向けては「四球が多いと思うので、(今季は)わざと勝負しない場面もあったんですけど、来年はあえて勝負していけたら」と語り、「ポジションも決まっていないので難しいですけど、わかりやすい防御率でいったら、来年も0点台を目指して頑張りたい」とコメント。昨季の防御率1点台(1.87)から有言実行で0点台(0.90)とした今季のような数字を残したいと意気込んだ。
また、今季のリーグMVPに輝いたオリックス・山本由伸投手の名前を挙げ、「(今季は)支配的なピッチングだったと思うので、そういうピッチャーになりたい」と主張。今季の投手タイトルを総なめした沢村賞右腕を目標に掲げた。