プロ5年目の有望株が…
ソフトバンクは24日、所属する古谷優人投手(22)と来季の選手契約を締結せず、保留権を放棄することを発表。
このあとは野球協約第74条(2)に基づき、契約保留期間を終了させ、コミッショナーへ自由契約選手公示の申請を行うという。
保留権放棄の理由について、球団は「当球団選手よりロッカー内での私物盗難被害の申し出があり、警察に相談し調査を行った結果、古谷投手が窃盗していたことが判明いたしました」と発表。
その後、調査を進めていく中、「古谷投手本人に聴取したところ、事実関係を認めたため、選手契約を締結し難い重要な事案であると判断し、来季の選手契約を締結しないことを本人に通達いたしました」と説明している。
この件については24日に三笠杉彦GMが会見を開き、「多大なご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げるとともに、再発防止に努めてまいります」とコメントした。
古谷は江陵高から2016年のドラフト2位でソフトバンクに入団したサウスポー。
左腕から150キロを超える力強いストレートを投げ込むのが持ち味で、2020年に一軍デビュー。
今季は13試合の登板で1勝1敗2ホールド、防御率2.03という成績を残していた。