33歳で通算1900試合以上に出場
2021年も残りわずか。12月21日に放送されたフジテレビONE『プロ野球ニュース2021』では、毎年恒例となっている「年末大反省会SP」がオンエアーされ、同番組の解説陣が今季のプロ野球界を振り返った。
巨人の振り返りでは、史上最年少で通算400二塁打を達成した巨人・坂本勇人についても言及。今シーズンの坂本は、前半戦は好調だったものの、5月に右手親指の骨折で約1カ月の離脱を余儀なくされた。その後、東京オリンピックでは侍ジャパンの先頭に立ち、金メダルの獲得に貢献。10月には史上最年少での通算400二塁打を放ったが、シーズンの個人成績では、打率.271、19本塁打、46打点と、本来の数字を残せなかった。
その坂本について、解説者の井端和弘さんは「彼のトータルの試合数を考えたら、40歳の選手くらい出ていると思う。だから年齢ではなく、試合数で見てあげてほしい。少しずつ休ませながら使っていくことが、彼に長く野球をやらせる一つの手段」だと指摘。今後に向け、勤続疲労の影響を懸念した。
坂本は高卒2年目の2008年からショートというポジションでレギュラーとして出場し続け、今季終了時点ですでに1902試合に出場。その他にもポストシーズンやオールスター、代表戦などでもプレーしており、コンディションは気になるところだ。
同じく解説者の真中満さんも「体力的な面で好不調の波が若干激しかったように思う。今年は状態が悪い時に粘りきれなかった印象」と同調しつつ、オリンピックなどもあった影響で「今年は色々大変だったので、また来年やってくれると思う」と続け、プロ16年目のシーズンに向けた期待も口にした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』