ニュース 2021.12.29. 17:28

“令和の怪物”ロッテ・佐々木朗希の堂々デビューに岩本氏「期待に応える投球をした」

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ロッテ・佐々木朗希 (C) Kyodo News

シーズン途中から先発ローテーションに入る活躍。


 東京オリンピックの影響もあり、長いシーズンとなった2021年も残りわずか。12月21日には、CSフジテレビONE『プロ野球ニュース2021』で1年を締めくくる毎年恒例の「年末大反省会SP」を放送し、同番組の解説陣が今季のプロ野球を振り返りつつ、各球団の今季をプレイバック。2年連続の2位でフィニッシュしたロッテでは、今季デビュー果たした“令和の怪物”佐々木朗希について言及した。

 2019年のドラフトで4球団競合の末、ロッテに入団した佐々木朗は、ルーキーイヤーの昨季、ほぼ一軍に帯同して肉体強化に専念。そして迎えた今季、5月16日の本拠地ZOZOマリンで行われた西武戦で一軍デビューを果たし、最終的には11試合に登板して3勝2敗、防御率2.27という成績を残した。さらにポストシーズンでは、楽天とのCS初戦に先発。6回1失点と好投し、チームの勝利に貢献する活躍を見せた。

 プロ野球ニュース解説陣のひとり、岩本勉さんは「期待に応える投球をしたことでチーム全体のモチベーションも上がった」と指摘。「温室で育ててどうなんだという声もあったなかで、結果を出すことで周りの目が肯定に変わり、選手たちも納得する。スパイラル的にはいいものがチームに生まれ、どんどん強くなっていく」と続け、佐々木朗の活躍がチームに相乗効果をもたらしたとの見解を示した。

 また大久保博元さんは、ロッテの佐々木の育成方針について「あわてていない」と述べ、井口監督も予定通りと話していたことを明かし、「実質、勝てるピッチャーとして計算できていたのかというと、開幕時にはできなかったなかで、育てながら3勝して11試合に投げられたのは大きい」とコメント。育成と結果の両輪がうまく回っているとの見方を示した。

 3年目を迎える来季は、“令和の怪物”がどのような活躍を見せ、どのような物語を紡いでいくのか、注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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