盗塁数はリーグ最下位の「31」
2021年も残りわずか。12月21日に放送されたフジテレビONE『プロ野球ニュース2021』では、毎年恒例となっている「年末大反省会SP」がオンエアーされ、同番組の解説陣が今季のプロ野球界を振り返った。
今季、最下位となったDeNAだが、チーム内には3割超えの打者が4人在籍し、チーム打率.258は広島に次ぐリーグ2位、559得点もヤクルトに次ぐリーグ2位と打線の破壊力は今年も健在だった。しかし、解説の真中満さんは「いいバッターが揃っているけど、課題は走力だと思う。盗塁をしろというわけではないが、ひとつのヒットでふたつの塁を狙うような走塁ができてくると、相手が嫌がる」と主張。
さらに「ひとつ先の塁を狙って相手の内野手やバッテリーにプレッシャーをかける攻撃ができれば、このアベレージなので、もっと得点力も上がってくる」と続け、盗塁・走塁含めた機動力の改善を今後の課題に掲げた。
同じく解説の井端和弘さんjは「1本のヒットで2ついけると、一、三塁になったり、セカンドからホームに帰ってこれることが大きい。全部が各駅だと3本つながっても点が入らない状況になるので、ヒット1本で2ついけるくらいの走力は身につけて欲しい」と語り、谷繁元信さんも「来年はコーチに98年のメンバーが戻って、経験の多いコーチ陣になる。1点の奪い方や走塁など、そういったところもかなり厳しくやってくれるんじゃないか」と、新首脳陣への期待を口にした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』