現役時代から12年間“継続”を評価
スポーツ報知を発行する報知新聞社は12日、プロ野球人の社会貢献活動を表彰する『第22回ゴールデンスピリット賞』に阪神・矢野燿大監督が選出されたと発表した。
矢野監督は現役時代の2010年に筋ジストロフィー患者・児童養護施設の子どもたちへの応援基金「39(サンキュー)矢野基金」を設立し、これまでの12年間で総額4500万円以上を寄付。
介助犬の普及支援を行っている巨人・菅野智之投手と、ホールドとセーブ数に応じた寄付を行っている日本ハム・宮西尚生投手も最終候補に名を連ねたが、長嶋茂雄選考委員から「引退後も地道に活動を続けてきた」との推薦もあり、最後は満場一致で受賞が決まった。
現役引退後の指導者が受賞したのは第7回(2005年)のボビー・バレンタイン監督、第20回(2018年)の井口資仁監督以来3人目となった。歴代受賞者は以下のとおり。
▼ ゴールデンスピリット賞歴代受賞者
第1回(1999年)巨人・松井秀喜
第2回(2000年)日本ハム・片岡篤史
第3回(2001年)近鉄・中村紀洋
第4回(2002年)ヤクルト・飯田哲也
第5回(2003年)中日・井上一樹
第6回(2004年)阪神・赤星憲広
第7回(2005年)ロッテ・B.バレンタイン
第8回(2006年)ソフトバンク・和田毅
第9回(2007年)横浜・三浦大輔
第10回(2008年)楽天・岩隈久志
第11回(2009年)巨人・小笠原道大
第12回(2010年)日本ハム・ダルビッシュ有
第13回(2011年)楽天・山崎武司
第14回(2012年)阪神・藤川球児
第15回(2013年)ヤクルト・宮本慎也
第16回(2014年)西武・栗山巧
第17回(2015年)ロッテ・今江敏晃
第18回(2016年)巨人・内海哲也
第19回(2017年)阪神・岩田稔
第20回(2018年)ロッテ・井口資仁
第21回(2019年)西武・秋山翔吾
第22回(2021年)阪神・矢野燿大
※所属チームは受賞当時