米日韓の3カ国でプレー
昨季まで韓国球界でプレーしていた元ロッテのイ・デウン投手(32)が13日、所属球団のktウィズを通じて現役引退を表明したようだ。同日に現地メディアが一斉に報じている。
イ・デウンは韓国の高校を卒業後にメジャーリーグのシカゴ・カブス傘下と契約し、米マイナーで7シーズンに渡ってプレー。2015年からロッテに加入し37登板で9勝9敗をマークするなど奮投したが、2年目の2016年はわずか3試合の登板に留まり同年限りで退団。NPBでの通算成績は40試合(124回2/3)で9勝9敗5ホールド、防御率3.97だった。
兵役を経て挑んだ韓国リーグ1年目の2019年シーズンは、44登板で17セーブを記録するなどリリーフの一角として活躍。手術明けの今季も31試合で3勝2敗9ホールド1セーブ、防御率3.48と復調の気配を見せていたが、チームが優勝した韓国シリーズでは登板機会がないままシーズンを終えていた。
イ・デウンは「これまで故障の影響でファンとチームの期待に応えられなかった」と母国で過ごした3年間のプロキャリアを振り返り、「今後もチームの力になることができないと思い、球団と相談した末に野球選手としての人生を終えることにした。また、新しい人生を始めなければならない時期だと考え、このような決断を下した」と引退理由を説明した。
所属元のktウィズは公式SNSを通じて「再出発するイ・デウン選手に、たくさんの応援と激励をよろしくお願いします」と、ファンへのメッセージも添えて、右腕の現役引退を伝えた。