初めて大谷のボール受けた時の衝撃を明かす
現役生活32年、50歳までプロ野球選手として活躍を続けた日本球界のレジェンド・山本昌氏がMCを務めるトーク番組「マサNOTE ~山本昌が記す球人の軌跡~」(スポーツライブ+)。
1月15日放送回のゲストは闘志を全面に押し出すプレースタイルから“魂のエース”と称された「ジョニー」こと黒木知宏氏。番組では黒木さんが日本ハム1軍投手コーチ時代にエンゼルスの大谷翔平を指導した当時のエピソードを明かした。
大谷翔平の日本ハム入団と同じ2013年に投手コーチに就任した黒木さん。大谷と初めて会った印象を聞かれると「入ってきた時はひょろひょろとしていて本当に160キロ出るのかと正直思いました」と振り返り、「でも、キャンプに入ってボールを投げ始めてバッティングピッチャーの横で僕が5球くらいボールを受けたらとんでもない球だったんですよ」と明かした。
「新調したミットってカチカチじゃないですか、本当に嘘じゃないですけど、5、6球受けただけで(ミットが)“ふにゃっ”となるくらいすごい衝撃があってこれは本物だと思いましたね」と驚きのエピソードを語った。
二刀流挑戦の夢を実現させるために投手コーチとして気に掛けたことについては「僕ら(コーチ)が言われたのはとにかく大谷から目を切るなと。彼は僕らの見ていないところで一生懸命練習するんですよ。それで痛いとは言わない。『どうだ?』と聞いても『大丈夫です』としか言わない選手だったので、僕らはいち早くその変化を見逃さないように注意していた」と語った。
大谷の打者と投手の評価について「彼がアメリカに行く前のシーズンに各球団のバッティングコーチに聞いたら『日本で一番の打者は大谷』とみんな言っていたのでやっぱりバッターなのかなと私は思うがどうですか?」と山本昌さんから問われた黒木さんは「ピッチャーとしてもサイヤング賞クラスですよ。昨シーズンは二桁勝てませんでしたが、セットアッパーとクローザーがいる強いチームだったら間違いなく12、13勝はしていたと思います」と断言。
昨シーズンMVPを獲得した大谷の今シーズンに期待することを聞かれると黒木さんは「毎年MVPでしょう」と即答。山本昌さんは「今年はホームランの数は少し減ってもいいと思うんですよ。ぜひ二桁勝ってほしい。40本・2割8分くらい打って二桁勝ったら、もうウルトラマンですよ」とさらなる活躍に期待を込めた。
『マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~#27 黒木知宏編』初回放送は、CS800 スポーツライブ+にて1月15日(土)11時30分から。
☆協力:スポーツライブ+『マサNOTE ~山本昌が記す球人の軌跡~』