2009年は松井氏らとともにヤンキースで世界一
かつてヤンキースなどで活躍したメルキー・カブレラ外野手(37)が14日(日本時間15日)、現役引退を決めたと米メディアが伝えた。
カブレラは巧打のスイッチヒッターとして2005年にヤンキースでメジャーデビュー。154試合に出場した2009年は打率.274、13本塁打、68打点、OPS.752を記録し、同僚だった松井秀喜氏らとともにワールドシリーズ制覇にも貢献した。
ジャイアンツ時代の2012年は、113試合に出場した時点で.346の高打率をマークしたが、8月中旬の薬物検査で陽性反応を示し50試合の出場停止処分を受けた。シーズンの規定打席数にあと1打席足らず、不足分を凡打として計算しナ・リーグの認定首位打者の権利はあったもののこれを辞退。ジャイアンツはこの年ワールドチャンピオンになったが、カブレラはポストシーズンのメンバーから外れた。
ブルージェイズ時代の2014年はリーグ9位の打率.301を記録するなど、その後もホワイトソックスやパイレーツなどで活躍。メジャー通算15シーズンで1962安打、打率.285、144本塁打、854打点を記録したが、直近の2年間はコロナの影響もありメジャー球団と契約できず、故郷・ドミニカ共和国のリーグでプレーを続けていた。