白組先発の岡野は2回1失点、初回の制球に苦しむ
中日は11日、今キャンプ初実戦となる紅白戦(6イニング制)を行い、打線がつながった紅組が5-2で勝利した。投手陣では髙橋宏斗投手(19)が2回無安打無失点の快投。一方、梅津晃大投手(25)は2回5安打4失点と打ち込まれ、先発ローテ入りを目指す投手の明暗がクッキリと分かれた。
紅組の先発マウンドに上がった2020年のドラフト1位・髙橋宏は、打者6人を抑えるパーフェクト投球。初回は3番・高橋周から空振り三振を奪うなどテンポ良く3人斬り。2回もドラフト2位の5番・鵜飼から空振り三振を奪うなど、常時セットポジションから安定した投球を披露した。
白組先発の岡野は初回、先頭の根尾に2ボール後の3球目を右中間へ運ばれいきなりピンチ。その後、4番・A.マルティネスに死球を与えるなどピンチを広げ、5番・阿部に左前にポトリと落ちる適時打を許した。続く木下にも四球を与えるなど制球難。2回1失点、2安打2四死球と立ち上がりに不安を残した。
白組の2番手として登板した梅津は大乱調。最初のイニングとなった3回に3安打を集中され1点を失うと、続くイニングは四球や捕手・石橋との連携ミスなどで2失点目。さらに、3番・三好に高めの浮き球を右翼席へ運ばれ計4失点とアピールできなかった。