昨オフにロッテを戦力外、背番号211で再出発
ロッテを戦力外となり中日と育成契約を結んだ大嶺祐太投手(33)が13日、春季キャンプの紅白戦に登板。移籍後初の実戦登板は1回2失点、3安打1四球の内容だった。
背番号『211』を身にまとい、7回表のマウンドに上がった右腕。先頭・渡辺に対しフルカウント後の直球が外れ一塁へ歩かせると、続く石橋には初球を狙われ左中間突破の適時二塁打を浴びた。続く土田には右前打を許し無死一、三塁とピンチを広げると、滝野にも右前適時打を浴び2失点目。開幕一軍を目指す若手にいきなり3連打を許した。
それでも、続く岡林を右飛、溝脇は一邪飛に仕留めると、一邪飛で三塁タッチアップを狙った二走・土田を、一塁手の山下が見事なストライク送球で三塁タッチアウト。最後は併殺でピンチを脱した。
大嶺は八重山商工高から2006年の高校生ドラフト1巡目でロッテに入団。2015年にシーズン自己最多の8勝を挙げるなどロッテで計29勝をマークしたが、2019年に右肘の靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、同年オフから育成契約で再出発。2020年8月に支配下に復帰したが、昨季終了後にロッテを戦力外となった。