◆ 開幕のマウンドへ意気込むエース
14日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』に、解説者の大矢明彦さんが出演。
今季も開幕投手が有力視される巨人のエース・菅野智之について言及した。
2012年のドラフト1位で巨人に入団し、今年が節目の10年目。
昨季は自身7度目となる開幕投手を務めたが、コンディション面で苦しみ一軍と二軍を行き来する形に。
19試合の登板で6勝は自己ワースト。7敗とキャリア初の負け越しという屈辱も味わうなど、不完全燃焼なシーズンとなった。
それだけに、今季の逆襲にかける思いは強い。キャンプでも序盤からブルペン入りを重ねるなど、歩みは順調そのものだ。
これまでの実績を考えても、状態さえ戻れば球団最多となる8度目の開幕投手の有力候補であることは間違いないだろう。
そんな菅野について、今年は「やり直しの1年」と見ているのが大矢明彦さん。
「もう一回、自分の立ち位置をしっかりしたいという気持ちで来るはず。原監督も菅野がエースだと決めているでしょうが、それよりもなお、菅野自身がもう一回、自分の投手生命を懸けていくスタートのシーズンになっていくと思う」と、プロ10年目の今季の重要性を強調した。
桑田真澄投手チーフコーチは「4人の候補から選ぶ」と明言しているが、背番号18は「自分自身、そこ（開幕戦）で投げるつもり」と当然のように意気込んでいる。
もう一度、巨人の大黒柱としての姿を取り戻すことができるか。今年の菅野智之から目が離せない。
