初回はオール直球、観衆どよめく圧巻投球
ロッテの佐々木朗希投手(20)が19日、日本ハムとの練習試合(沖縄・名護)に先発登板。プロ入り最速の163キロを計測するなど、2回2安打無失点の快投で今季初実戦を終えた。
初回、1番・清水のバットをへし折り遊ゴロに退けると、続く今川も直球で詰まらせ二飛。圧巻のスピードボールで場内をどよめかせると、3番・細川に対する4球目はプロ入り最速となる163キロを計測した。細川には中前打を許したものの、続く4番・王柏融は二ゴロ。初回はオール直球で無失点スタートを切った。
2回は変化球を交えながら先頭の杉谷を二ゴロ。一死から6番・野村に中前打を許したが、続く万波には低めのスライダーを振らせ空振り三振。最後は8番・石井を遊ゴロに退け、予定の2イニングを2安打無失点、1奪三振無四球の快投で終えた。
佐々木朗は高校時代に163キロを計測していたが、プロでの最速はこれまで159キロ。この日は160キロ超えを連発し、フル稼働が期待される3年目へ順調ぶりを示した。