2月の練習試合でアピールを見せたロッテ外野陣が、オープン戦初戦となった1日のオリックス戦でも“足”で存在感を示した。
『6番・左翼』で先発出場した岡大海は、0-2の5回の第2打席、2番手・本田仁海が1ストライクから投じたストレートをライト前に運ぶと、ライトの動きを見てスピードを緩めることなく二塁を陥れる好走塁。打っても7回の第3打席にライト前に安打を放ち、2月27日の西武戦から2試合連続でマルチ安打とした。
2月の練習試合9試合に出場して、打率.387(31-12)、0本塁打、4打点、8盗塁の活躍を見せた3年目の髙部瑛斗は『9番・右翼』で出場。0-1の3回二死走者なしで迎えた3回の第1打席、先発・田嶋大樹が投じたストレートをセンター前にはじき返した。昨季ロッテ打線が苦手にしていた左の田嶋からオープン戦の初打席で安打を放ったのは大きい。
2月の練習試合で、9試合中8盗塁を決めた足でも魅せる。続く池田来翔の打席中に二塁盗塁を成功。これで髙部は2月24日のソフトバンク戦から4試合連続盗塁とし、この4戦で6個目の盗塁となった。
中堅のレギュラーを狙う藤原恭大は『2番・中堅』で出場し、田嶋の前に2打数0安打と抑えられたが、0-2の6回の第3打席(投手・中川颯)、遊撃・紅林弘太郎の失策で出塁すると、続く平沢大河の4球目に二塁盗塁を決めた。
0-2の8回一死走者なしで迎えた第4打席(投手・平野佳寿)は、ショートへの内野安打を放つと、続く平沢のライト前の安打で一塁走者の藤原は俊足を飛ばして三塁まで進んだ。山口航輝が三塁併殺打に倒れ得点に繋がらなかったが、“1つ先の塁”を狙う積極的な走塁だった。
外野でスタメン出場した岡、髙部、藤原の3人はそれぞれ安打を放ち、持ち味である走塁という部分でもしっかりとアピールした。オープン戦がはじまったばかりとはいえ、開幕までは1カ月を切っている。開幕一軍、開幕スタメンという観点からいうと、主力選手が合流するまで、引き続き結果を残していきたいところ。井口資仁監督が起用法に、頭を悩ますくらいの活躍を続けて欲しい。
▼ 2月の練習試合からの打撃成績
髙部瑛斗 10試 率.382(34-13)本0 点0 盗9
岡 大海 10試 率.316(19-6)本0 点2 盗2
藤原恭大 6試 率.250(20-5)本0 点0 盗2
文=岩下雄太
『6番・左翼』で先発出場した岡大海は、0-2の5回の第2打席、2番手・本田仁海が1ストライクから投じたストレートをライト前に運ぶと、ライトの動きを見てスピードを緩めることなく二塁を陥れる好走塁。打っても7回の第3打席にライト前に安打を放ち、2月27日の西武戦から2試合連続でマルチ安打とした。
2月の練習試合9試合に出場して、打率.387(31-12)、0本塁打、4打点、8盗塁の活躍を見せた3年目の髙部瑛斗は『9番・右翼』で出場。0-1の3回二死走者なしで迎えた3回の第1打席、先発・田嶋大樹が投じたストレートをセンター前にはじき返した。昨季ロッテ打線が苦手にしていた左の田嶋からオープン戦の初打席で安打を放ったのは大きい。
2月の練習試合で、9試合中8盗塁を決めた足でも魅せる。続く池田来翔の打席中に二塁盗塁を成功。これで髙部は2月24日のソフトバンク戦から4試合連続盗塁とし、この4戦で6個目の盗塁となった。
中堅のレギュラーを狙う藤原恭大は『2番・中堅』で出場し、田嶋の前に2打数0安打と抑えられたが、0-2の6回の第3打席(投手・中川颯)、遊撃・紅林弘太郎の失策で出塁すると、続く平沢大河の4球目に二塁盗塁を決めた。
0-2の8回一死走者なしで迎えた第4打席(投手・平野佳寿)は、ショートへの内野安打を放つと、続く平沢のライト前の安打で一塁走者の藤原は俊足を飛ばして三塁まで進んだ。山口航輝が三塁併殺打に倒れ得点に繋がらなかったが、“1つ先の塁”を狙う積極的な走塁だった。
外野でスタメン出場した岡、髙部、藤原の3人はそれぞれ安打を放ち、持ち味である走塁という部分でもしっかりとアピールした。オープン戦がはじまったばかりとはいえ、開幕までは1カ月を切っている。開幕一軍、開幕スタメンという観点からいうと、主力選手が合流するまで、引き続き結果を残していきたいところ。井口資仁監督が起用法に、頭を悩ますくらいの活躍を続けて欲しい。
▼ 2月の練習試合からの打撃成績
髙部瑛斗 10試 率.382(34-13)本0 点0 盗9
岡 大海 10試 率.316(19-6)本0 点2 盗2
藤原恭大 6試 率.250(20-5)本0 点0 盗2
文=岩下雄太