5年目で初の大役、TJ手術から完全復活へ！

　DeNAの開幕投手に内定している東克樹投手（26）が11日、楽天とのオープン戦（静岡）に先発登板。5回途中3安打無失点の好投を見せ、初の大役へ弾みをつけた。

　初回、1番・西川を二ゴロに仕留めるなどテンポ良く3者凡退。2回も島内、茂木、川島と、実績のある中軸を3人で斬って取った。3回と4回は得点圏に走者を背負うも落ち着いて無失点。5回に二死を奪ったところでマウンドを降りた。

　東らしく140キロ前後の直球で差し込む場面が多く、強風のなか変化球の制球も安定。5回途中63球、3安打無失点、3奪三振無四球の好投で、オープン戦はこれで2回2安打無失点だった2月26日の日本ハム戦（名護）に続き、2試合連続無失点とした。

　東は1年目の2018年に11勝を挙げ新人王に輝くも、2020年2月にトミー・ジョン手術（左肘内側側副靱帯再建術）を受け長期離脱。昨年9月28日のヤクルト戦（神宮）で767日ぶりとなる一軍復帰登板を果たした。

　前日10日に、3月25日の開幕・広島戦（横浜）に先発登板することが決定。三浦監督は「状態もいいですし、昨年後半しっかり投げ切れたというところで、今年は1年間ローテを任せられるという判断。自分らしく堂々と投げ切ってくれたら。ブルペンのボールを見ていても安定してたし、実戦は少ないということはあると思うが、総合的に判断して問題ないということで任せるということを決断した」と選出理由を説明した。