◆ ブルージェイズは昨季、貯金20も地区4位
マリナーズからフリーエージェント(FA)になっていた菊池雄星投手(30)が12日(日本時間13日)、ブルージェイズと3年契約で合意したと大リーグ公式サイトが伝えた。総額は3600万ドル(約42億円)になるとみられている。
菊池は2019年に西武からマリナーズへ移籍。メジャー3年目の2021年は前半戦好調で初めてオールスターメンバーにも選出されたが、後半戦は調子を落とし、最終的に29試合の登板(計157イニング)で7勝9敗、防御率4.41の成績に終わった。
昨季終了後に1年1300万ドル(約15億円)の契約オプションを破棄しFAに。しかし、MLBは新労使協定の交渉が決裂し、昨年12月2日から市場が凍結。現地3月10日にようやくロックアウトが解除されたことで交渉解禁となった。
新天地となるブルージェイズはアメリカン・リーグの東地区に所属。昨季は91勝71敗の好成績で最終盤までポストシーズン争いを繰り広げたが、貯金20を作りながら結果的に地区4位でシーズンを終えた。優勝したのはレイズで貯金38、最終的に同率2位で並んだレッドソックスとヤンキースはともに貯金22を作り、両チームはポストシーズンのワイルドカードゲームで激突した。大型契約を勝ち取ったと同時に、今季は強豪との対戦が多くなる菊池。メジャー4年目のシーズンが楽しみだ。