“積み重ね”。ロッテの“1つ先の塁”を狙った走塁には、この言葉が適切なのかもしれない。
20日の中日とのオープン戦、0-3の4回一死三塁から佐藤都志也のセカンドへの飛球で、二塁手の捕球体勢を見て、三塁走者の中村奨吾がタッチアップしホームイン。さらに1-4の7回二死二塁からマーティンのボテボテのセカンドへのゴロで、二塁走者の髙部はスピードを緩めることなく、三塁ベースを蹴る。中日の二塁手は慌ててホームに送球するも、髙部はヘッドスライディングで生還した。
20日の中日戦で2つの好走塁が光ったが、井口資仁監督が就任した2018年以降、“1つ先の塁を狙った走塁”というのは、当たり前のようになってきている。
オープン戦でも3月2日のオリックス戦で藤岡裕大が岡大海の左中間を破るあたりで一塁から長躯ホームインすれば、3月13日の西武戦で藤原恭大がマーティンのレフト線にポトリと落ちる安打で一塁から一気に生還。
同日の西武戦では、2-4の6回無死一塁から藤原の一二塁間のゴロをセカンド・外崎がダイビングキャッチし一塁に送球されアウトになるも、一塁走者の髙部は一塁手・山川の捕球体勢をみて一気に三塁へ。一塁走者の髙部は一塁手・山川の三塁への悪送球を誘い、ホームインしたということもあった。
20年以降は、“1つ先の塁”を奪い得点に繋げる場面が増え、荻野貴司、和田康士朗、マーティン、福田秀平、岡、藤原、髙部、中村、藤岡、佐藤都志也、西巻賢二、角中勝也といった走塁のうまい選手や俊足の選手だけでなく、決して俊足とはいえないレアード、井上晴哉、山口航輝なども積極的に“1つ先の塁”を狙う姿勢を見せる。
山口は3月16日の広島戦で0-0の2回二死一塁から床田寛樹、會澤翼バッテリーが無警戒だったのを見て、盗塁を試み二塁盗塁を決めた。
日々の積み重ねが、チーム全体に浸透し、隙があればいつでも“次の塁を狙うぞ!”という姿勢、意識が近年、非常に高まっている。今年も足を使った攻撃で、1点をつかみ取っていきそうだ。
文=岩下雄太
20日の中日とのオープン戦、0-3の4回一死三塁から佐藤都志也のセカンドへの飛球で、二塁手の捕球体勢を見て、三塁走者の中村奨吾がタッチアップしホームイン。さらに1-4の7回二死二塁からマーティンのボテボテのセカンドへのゴロで、二塁走者の髙部はスピードを緩めることなく、三塁ベースを蹴る。中日の二塁手は慌ててホームに送球するも、髙部はヘッドスライディングで生還した。
“1つ先の塁を狙った走塁”
オープン戦でも3月2日のオリックス戦で藤岡裕大が岡大海の左中間を破るあたりで一塁から長躯ホームインすれば、3月13日の西武戦で藤原恭大がマーティンのレフト線にポトリと落ちる安打で一塁から一気に生還。
同日の西武戦では、2-4の6回無死一塁から藤原の一二塁間のゴロをセカンド・外崎がダイビングキャッチし一塁に送球されアウトになるも、一塁走者の髙部は一塁手・山川の捕球体勢をみて一気に三塁へ。一塁走者の髙部は一塁手・山川の三塁への悪送球を誘い、ホームインしたということもあった。
20年以降は、“1つ先の塁”を奪い得点に繋げる場面が増え、荻野貴司、和田康士朗、マーティン、福田秀平、岡、藤原、髙部、中村、藤岡、佐藤都志也、西巻賢二、角中勝也といった走塁のうまい選手や俊足の選手だけでなく、決して俊足とはいえないレアード、井上晴哉、山口航輝なども積極的に“1つ先の塁”を狙う姿勢を見せる。
山口は3月16日の広島戦で0-0の2回二死一塁から床田寛樹、會澤翼バッテリーが無警戒だったのを見て、盗塁を試み二塁盗塁を決めた。
日々の積み重ねが、チーム全体に浸透し、隙があればいつでも“次の塁を狙うぞ!”という姿勢、意識が近年、非常に高まっている。今年も足を使った攻撃で、1点をつかみ取っていきそうだ。
文=岩下雄太