達川氏が指摘した5回の攻防
4度目の開幕投手を務めた中日の大野雄大は6回8安打4失点で黒星を喫した。
大野雄は1点リードで迎えた5回、二死から吉川尚輝に内野安打を許すと、廣岡大志に同点二塁打、さらにポランコと岡本和真にもタイムリーを浴びて4失点。悔しい降板となった。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の達川光男氏は、5回、二死から吉川に許した内野安打の場面に注目。
「吉川に対してファーストのボテボテの当たりで自らリクエストしましたが、本人からすればアウトだと思ったんですよね。それがセーフになった。そこからちょっと冷静さを欠いていきましたよね」と勝敗を分けたポイントを指摘。
「廣岡の同点打(の場面)にしても、(塁に出た)吉川が足が速いのに牽制も何もせずにすぐ(廣岡との勝負に)いっていた」とコメントし、「廣岡にはバッテリーがちょっと意地になってインサイド、インサイドにいって、それがシュート回転して内角高めにいってやられた。そこから大野はおそらく頭が真っ白になってポランコ、岡本に(ピッチングが)単調になって打たれたと思いますね」と振り返り、3アウトチェンジだと思ったが出塁を許し、気持ちの部分で冷静になれなかったことが逆転打を許すことにつながったとの見解を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』