オープン戦11打席目での初安打初アーチ
カブスの鈴木誠也外野手(27)が30日(日本時間31日)、マリナーズとのオープン戦(アリゾナ州メサ)に「2番・右翼」で先発出場し、オープン戦初安打となる中越え2ランを放った。
待望の一発が飛び出したのは4回の第3打席。二死一塁でマリナーズの左腕・ゴンザレスと対戦。カウント1-1から87マイル(約140キロ)の低め速球をノーステップ打法で捉えた打球は、左中間席へ飛び込む2ランとなった。
これがオープン戦11打席目にして初安打初アーチ。ダイヤモンド一周後、本塁で待ち構えていた一塁走者のマドリガルにハグされ喜ぶと、ベンチでも首脳陣やチームメートと歓喜のハイタッチを交わし笑顔が弾けた。
第1打席は空振り三振、第2打席は中飛に倒れ、この日は3打数1安打2打点で交代。オープン戦打率.111ながら持ち前の長打力をようやく発揮し、バックネット裏を青く染めたカブスファンは総立ちで背番号27に拍手を送った。