ホーム開幕シリーズの“大トリ”
3月29日にスタートした「Bs本拠地開幕シリーズ2022 supported by FWD生命」も、3日がついに最終日。
この日は大のオリックスファンとして知られるお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右さんが特別始球式に登場した。
本拠地6連戦で実施した特別始球式の“大トリ”としてマウンドに登った右腕。
お馴染みとなった『K-OKADA 55』のユニフォームで登場すると、三塁ベンチに向けて「BIGBOSS、ワオ!」と一発。敵将の笑いを誘った。
バッターボックスには紅林弘太郎が立ち、捕手にはルーキーの渡部遼人。放たれたボールは紅林の背中の後ろを通過していったが、渡部がこれをキャッチすると場内からは大きな拍手が贈られた。
登板後は「投球は0点」とひと言。山本由伸や比嘉幹貴の投球フォームを披露しつつ、本番でも真似るプランがあったことを明かしたが、「緊張のあまり、ここはちゃんとしなきゃあかんなと思って。普通に投げたら紅林選手の後ろの方を通って、メジャーだったら乱闘になるところだった」と反省を口にした。
また、トークの方についても、「今年のスローガンは『全員で笑おう』ですけど、『数名で笑おう』に変わりました」と自虐。ベンチからは「ラオウだろうね。打て打て!って聞こえた」そうだ。
愛するチームのここまでを聞かれると、「専門家じゃないので分からないんですけど」としたうえで、「対戦チーム的にはまだカード1巡まわっていないんですけど、多少フワフワ感があったかも分からない。BIGBOSSには申し訳ないんですけど、ハムで腹ごしらえをして、打線も点が線になりつつある。やっとエンジンがかかってきた」と分析する。
昨年の戦いぶりを思い返しながら、「特に終盤から日本シリーズ。プロ野球ファン、ヤクルトファン、オリックスファン以外の野球ファン。もっと言えば、一般の普段あまり野球を見ない人も『野球は楽しい』というのが再確認できたと思う」とし、「そういう人たちが胸をワクワクして、またドキドキするような試合を多く望みたい」とコメント。
つづけて、「パ・リーグは本当にどのチームも強い。どうなるか分からないのがまた面白さ。そんなときは中嶋イリュージョンですよ。ベンチに向かって言ったんだけど伝わってたかな?今年は日本一になって欲しい」と力を込め、最後は愛するチームにエールを送った。
取材・文=どら増田