○ 楽天 7 － 2 西武 ●
＜2回戦・楽天生命パーク＞

　楽天は序盤から試合を優位に進めて2連勝。7回2失点と好投した岸孝之が今季初白星を手にした。

　初回から3番・浅村栄斗の先制適時打などで3点を先行し、1点差に迫られた5回に1番・西川遥輝が移籍後初本塁打となる1号ソロを放ちリードを再拡大。中9日でマウンドへ上がった岸がゲームメイクし、終盤に突き放す理想的な展開だった。

　試合後のヒーローインタビューでは、先制打を放った浅村が「ハルキが加入してチャンスで回ってくることが多いので、なんとか仕事をしようと思いました」と語れば、岸も「初回の3点もすごく大きかったですし、やっぱりハルキのホームランが一番大きかったです」と、西川の活躍に言及。

　2人に続いてお立ち台に上った西川は「いつも先輩方には気にかけていていただいて、本当にやりやすくやらせてもらってますし、感謝しかありません」と話し、「僕よりも沢山お金を持っていますし、何も恩返しできないんですけど、こういう形で恩返しができて良かったです」と最後はスタンドの笑いも誘いながら、笑顔で今季1号を振り返った。