2イニングで4つの投ゴロ、守備力の高さ見せる
ブルージェイズの菊池雄星投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地フェンウェイ・パークで行われたレッドソックス戦に先発登板。5回3安打1失点と粘ったが、移籍後初勝利の権利は得られずマウンドを降りた。
初回、先頭からの連続四球で無死一、二塁のピンチを招くも、3番・ディバースを併殺に仕留めるなど無失点スタート。2回も先頭打者に四球を与えたが、後続を退けゼロを並べた。
1点リードの3回は一死から1番・ヘルナンデスに左翼線二塁打を許し、続くストーリーにも追い込んでからのスライダーを左翼線へ。連続長打を浴び同点に追いつかれた。それでも、続く一死二塁のピンチでディバース、4番・ボガーツはいずれも遊ゴロ。中軸を抑え最少失点で切り抜けた。
4回は遊撃・ビシェットの送球エラーと中前打で無死一、三塁のピンチを招くも、7番・ダルベックを投ゴロ、続くアローヨは見逃し三振に仕留め三塁走者を釘付け。二死二、三塁で最後は9番・ウォンの痛烈な投ゴロを身を挺してブロック。大ピンチを無失点で切り抜けた菊池は渾身のガッツポーズを見せた。
5回は先頭・ヘルナンデスの投直をグラブで叩き落とし、落ち着いて一塁へ。二死後、ディバースの投ゴロも軽快に処理するなど、日本球界で鍛え上げたフィールディングの上手さを披露した。
菊池は同点の6回から救援陣にマウンドを譲り、ブルージェイズ移籍後2戦目は5回91球、3安打1失点、3奪三振3四球の登板内容。今季の防御率は3.24となった。