高津監督「性格も良くて、すごくまじめと聞きました」
ヤクルトは29日、前ホワイトソックス傘下3Aのパトリック・キブレハン選手(32)の獲得を発表した。1年契約で年俸は48万ドル(約6200万円)プラス出来高払い。背番号は「2」に決まった。
188センチ98キロの右投げ右打ちの外野手で、メジャーでは通算137試合に出場して打率.208、10本塁打、30打点の成績を残し、マイナーでは通算158本塁打を放っている。昨夏の東京五輪では米国代表として銀メダル獲得にも貢献した。
キブレハンは球団を通じて「1日でも早くチームに合流し、ヤクルトスワローズが再び日本一になれるよう頑張ります」とコメント。
ヤクルトは開幕から「5番・右翼」を務めていたサンタナが、左膝半月板のクリーニング手術で離脱中。現在、5番は状況に応じて塩見や濱田らが務めているが、キブレハンが村上の後を打つ5番に定着できれば大きな戦力となる。
高津臣吾監督は「長打力を求めて(獲得を)お願いしている。何よりすごく性格も良くて、すごくまじめでと聞きました。日本で成功する外国人の中で、すごく大事な部分」と話し、「スワローズの中心バッターとして、チームに早く溶け込んでもらって、良い形で打線が回っていくようになってくれるのが一番」と、期待を寄せた。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)