藤本監督の采配が的中
ソフトバンクは主砲・柳田悠岐の満塁本塁打などでオリックスの山本由伸を攻略。連敗を4でストップした。
3回、一死から甲斐拓也がヒットで出塁すると続く、三森大貴はエンドランを決めて一・三塁とチャンスを拡大。満塁で柳田悠岐のボテボテの打球をオリックスのファースト・バレラがファンブルし、先制点を奪った。同点に追いつかれた4回には一死一塁から、再びエンドランを敢行。今宮健太のレフト前でチャンスを広げると、二死後に三森と牧原大成の2者連続適時打で勝ち越しに成功した。
3-3で迎えた6回には、死球と三森と牧原の連続安打で一死満塁とすると、柳田の満塁弾が飛び出し、山本をノックアウト。この一打が決勝点となりソフトバンクが快勝を収めた。
3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した達川光男さんは「藤本監督は連敗中ということで山本に対して動いてきた。連打はなかなか難しいので足を絡めながらエンドランを多用しましたが、そのエンドランがことごとく決まりました」と振り返り、「(4回の今宮は)ボールを見ていたらどうしようもないので2ボールから強引にカットボールをショートに引っ掛けましたよね。今日は藤本監督は気持ちよく床に就いているんじゃないかと思いますね」と指揮官の好采配を称賛した。
一方でオリックスの山本については「最初はまあまあの立ち上がりだったんですが、ソフトバンクが足を使うもんでクイックで投げなければいけなくなり、どんどん身体が開いて(腕が)縦振りから横振りになった。そのため、ボールが微妙にシュート回転して思ったところに投げれなくなった」と解説。ソフトバンクの作戦によって制球が乱れたことを指摘した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』