● 日本ハム 1 － 5 楽天 ○
＜8回戦・札幌ドーム＞

　楽天の涌井秀章投手（35）が9回・114球を5安打1失点で投げぬき今季3勝目。チームとしても6連勝で今季最多の貯金13とし、首位の座をガッチリとキープした。

　序盤3イニングを打者9人で片付けると、4回と6回は先頭打者に長打で出塁されながらも後続を許さぬ粘りのピッチング。要所を締めてスコアボードにゼロを刻んだ。

　4点リードの7回に4番・ヌニエスにカーブを左翼席に放り込まれ完封勝利は逃したが、2020年8月5日・ソフトバンク戦（楽天生命パーク）以来となる完投勝利を収めた。

　涌井は試合後のヒーローインタビューにて、「自分の思った通りの投球フォームで投げられて、思った以上に球を操れていたので、投げていて疲れましたけど楽しかったです」と投球を振り返り、「きのう田中が凄いピッチング（8回無失点）を見せてくれたので、若い頃に投げていたような気持ちになれた。自分も続けて良かったです」とうなずいた。

　プロ18年で積み重ねた完投数はNPB現役最多の「60」。先発勝利数でも通算150勝（＋救援勝利3勝）の節目に到達した。