ニュース 2022.05.05. 07:29

ロッテ打線が失いかけていた“嫌らしさ” 谷沢氏「久しぶりに持ち味出てきた」

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ロッテの佐藤都志也(C)Kyodo News
2022.05.04 13:00
埼玉西武ライオンズ 5 終了 7 千葉ロッテマリーンズ
ベルーナドーム

佐藤都志也の先制打から連打で猛攻


 ロッテは初回に打線がつながり、打者一巡の猛攻で一挙5得点。序盤に奪ったリードを守りきり、連敗を「2」でストップした。

 西武先発の松本航に対し初回、髙部瑛斗と和田康士朗の1・2番コンビが四球と安打と盗塁で一死二・三塁のチャンスを作ると、今季3度目の「4番」起用となった佐藤都志也が中前打を放ち、幸先よく先制に成功。すると、ここから山口航輝、菅野剛士、ブランドン・レアード、安田尚憲も4連打で続き、一気に試合の主導権を手繰り寄せた。

 4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の谷沢健一さんは、「去年に比べて全体的にロッテ打線はしつこくない。淡白になってロッテらしさが消えてきている」と、ここまでの打線の状態について話していたが、「初回の佐藤都志也選手の打撃を見ていると、無理することなくセンターへコンパクトに打ち返している。ここから5連打が成立するんだけども、こういう粘り強さがロッテの持ち味だと思う。それが久しぶりに出てきた」と、立ち上がりの猛攻を評価した。

 ロッテは昨季までの得点源だった荻野貴司が出遅れ、レオネス・マーティンは成績不振で二軍調整、レアードも不振で打順を下げるなど、苦しいやりくりが続いているが、そんななか佐藤都を「4番」に据えた打線で白星を掴んだことは収穫となったはず。

 この一戦を足がかりに攻撃の形を再構築できるか、ロッテ打線に注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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